ミナミの女帝(違)

かの『Evening For Light Mellow』で金澤氏が、最近の愛聴盤として流したFonda Feingold。
知る人ぞ知る作品なので、海外通販でもそれ程高値にはなっておらず、そこそこの値段で無事に購入。
しかしジャケが.....この方悪役?(爆)。『鬼畜』出演時の岩下志麻とか、性別違うけど、まだ悪役だった頃の八名信夫とか中田博久(よく『水戸黄門』で悪代官や悪奉行など演じるヒト)、そしてあの竹内力を彷彿とさせる程だ。さしずめ「ミナミの女帝」と言った所か?(爆)。これで出て来る音がオルタナ系ロックなら、まだつじつまが合う。しかしアダルト&メロディアスなのだから驚きだ。
さて冗談はこれくらいにして、まじめにレビューを。発表は78年。丁度AORがブームになる前夜であり、数多くの名盤が連発していた時期である。発売元はMercury。それだけに何故当時日本発売にならなかったのか不思議な所だが(やっぱりジャケが原因か?)、曲は粒揃いである。
全体的にはSSW色が濃いものの洗練度はそこそこ。そしてメロディの良さ。これが最大の魅力である。
まず1曲目の<Fly>が悶絶モノ。ストリングスを絡ませた絶妙なアレンジが心に響く。ゆったりした<Feelin'Your Love>も胸キュンのメロディに虜状態。イベントで流れたキラー・トラックの<Day Dreamin'>。金澤氏はLauren Woodと比較していたが、私が感じたのは初期Brenda Russell。<I'll Never Let You Know You're Breaking My Heart>などで聴かれる繊細なメロディ・メイキングは、明らかに共通のセンスが感じられる。しかしリリースはこちらが先なので、もしかすると彼女。AOR系女性SSWの先駆者かも。
CD化は未定ながら、可能性は十分に有り得るとの事なので、もし実現したら是非とも多くの方々に聴いて頂きたい好盤である。あ、勿論ジャケは差し替えてネ!(夜のCafeの内装とか似合いそうな気がします)。
ちなみについ最近『Before And After』というアルバムがリリースされ、こちらもかなりの好内容だそうだ。
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