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Larry Braggs/Places

LarryBraggsPlaces.jpg
今年も行ってまいりましたTower Of Power来日公演。
相変わらず比類無き素晴らしいパフォーマンス。そして圧倒的なステージング。
何と言っても今年は結成40周年。25日の日曜日にはそれを記念してスペシャル・ライブが行われ、2時間半の壮絶なショウが展開された。私は用事で行けなかったのだが(泣)、音楽評論家、吉岡正晴氏のブログに詳しいレポートが書かれているので参照されたし。
さて現在の彼らだが、私は歴代最強だと思っている。
Emilio CastilloやStephen“Doc”Kupkaは言うに及ばず。RoccoやGaribaidiだって健在だ。そして他のメンバーもだって決して負けていない。職人技を披露するRoger Smith。変幻自在のプレイで硬軟を使い分ける、Mike BogartとAdolfo AcostaのTPコンビ。Tom E. Politzerだってスリリングなリード・プレイを連発し、客席を大いに沸かせている。
今でもChester ThompsonやLenny Pickett、Greg Adams信仰が残っているのは仕方がない所だが、冷静に見れば現在のメンバーだってそれに匹敵する凄腕が揃っているのだ。
(但しギターは最近加入したばかりなので、まだ個性を出し切っていないけど。)

そしてこの人。この人がいるから「歴代最強」と言えるのだ。
それがVoのLarry Braggs。
今やオリジナルの4人に次ぐ古参メンバー。ヴォーカリストでここまで長く在籍しているのは彼が初めてではないのかな?そしてその実力は圧倒的である。Rick Stevensのしなやかさとバランス感覚。Lenny Williamsの繊細さと優しさ。Hubert Tubbsの力強さと逞しさ。Ellis Hallの黒さと奥の深さ。Tom Bowesの洗練された都会感覚等々、歴代のヴォーカリストの良い部分が全てが彼1人に集約されているのだ。

さてあまり知られていないのだが、彼は2005年に1枚アルバムをリリースしている。
『Places』と題されたその作品。音作りこそややチープだが(低予算?)、それを十分に補う程の絶対的なヴォーカル・スキルが詰まりまくっているのだ。
まずオープニングの<Ride>でいきなり歌唱力全開。TOPの時よりも少し抑え気味だが、それでも確かな手応えを感じる。<For Cryin'Out Loud>はAl Greenの<Love And Happiness>を思わせる、70年代ソウル色濃いナンバー。勿論アルバム中のベストカットだ。
他にもフォーキー・ソウルとHip-Hopが交差したような<What You Tryin'To Say?>や、情熱タップリに歌い上げる<Help>。どこかで聴いたような歌詞を随所にコラージュした、小型TOPという印象の<Halftime>など、どの曲も必聴。
そして何とあの<Willing To Learn>をカヴァーしているのだ。印象的なホーン・フレーズがカットされたり、ピアノの弾き語り風に始まったりと、新しい試みが随所にあるものの、ヴォーカルが完璧なので決してオリジナルに負けていないのだ。考えてみれば最近のTOPライブもピアノのイントロから始まったりするので、こちらのヴァージョンを少し参考にしているのかな?
もう1曲Graham Central Stationの<Hair>をカヴァーしているが、これはご愛敬という事で(苦笑)。

プロデュース(&ギター)にJeff Tamelier。バックメンバーにはDavid Garibaldi(1曲のみ)やRoger Smith、Skip MesquiteやMic Gilletteの新旧TOPメンバーの名前も。

ネット販売のみなのであまり日本のHP/ブログではレビューされていないようなので、当ブログで存在を知った方は、是非購入してみては?

入手はこちらまで。
http://www.larrybraggs.com
http://www.strokeland.com
http://www.cdbaby.com
http://www.bumpcity.com
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Karen/Aruanda

karen2.jpg
Bossa Nova/BrazilシンガーであるKaren。前作である『Bossa Do Mar』が出たのが2003年6月なので、実に5年ぶりの新作である。
大ブレイクを果たした小野リサに続けとばかり、同タイプの若手シンガーが各社からデビューする中、彼女は登場した。
当時音楽販売の仕事を行っていた私、多分全社で最も多い仕入れを行った店だったかも知れない。
そして試聴機展開、店内演奏を続ける事によって売れ続け、初回数は全て完売した。
その要因は巷に溢れていた同系統の歌手達のアルバムとは、一線を画す内容の良さであったと断言出来る。日本のMPBシーンの第1人者、中村善郎氏がプロデュースを手掛け、雰囲気だけに止まらない練り込まれた楽曲を集結。Antonio Carlos JobimからJoao Donato、Joao Gilbertoのナンバーを中心に、彼女自身のオリジナルなども絡めた全12曲は、長年の愛聴に耐えうるものであった。

さて今回の新作はレコード会社も移籍し心機一転。新たな意欲に満ち溢れた力作となった。
まず驚くのが2曲目の<Sem Compromisso>。前作には見られなかった相当にアグレッシヴでたたみかけるような展開だ。ライナーによるとJoao Gilbertoのライブ・テイクを基調にしているとの事。
それ以外は彼女の個性である“癒し”路線。暖かさと清涼感が自己主張せずに、程良く溶け合っている。<Samba de Verão>や<Summertime>などの有名曲から、ここで初めて耳にするナンバーまで。大半はここ数年のライブで披露されていた曲だ。
ちなみに「寝て下さい」なんてMCがお約束なのだが、ちょっとハスキーな声で囁くように歌われると、母親の腕の中で眠った幼少期の体験を思い出してしまいそうだ。
自作が無いのは残念な限りだが、それは次回以降に期待しよう。

デビュー当時は女の子と女性の間をゆらゆらしていたKaren。ここではすっかり成熟した大人の女性の色香に溢れている。
そんな彼女の優しさに包まれてみませんか?

Karen's Homepage、http://karen.bossa.info

Steve Winwoodと私

swinwoodninelives.jpg
安心する音がある。そして安心する声がある。
Steve Winwood。彼の存在はいつも我々世代に不思議な安心感を与えてくれる。

初めて彼を知った<While You See A Chance>は81年。ちょうど高校2年の時だ。
当時覚え立てのジャンルであった(笑)AORの1つとして認識していたものだ。
アルバム『Arc Of A Diver』もすぐに購入したが、テクノや牧歌など実にバラエティに富んでおり、この頃聴いていたAORと呼ばれるモノとは、一線を画す音作りに驚いたものだ。
82年の『Talking Back To The Night』。<Valerie>や<Still In The Game>は好きだったが、あとはあまり印象に残らない作品だった。むしろ翌年に彼がプロデュースを担当した、Traffic時代の盟友Jim Capaldiの『Fierce Heart』の方に、『Arc?』の面影を感じる事が出来た。ヒットした<That's Love>などは、彼自身の<While?>の亜流を組むものだったしね。
86年の『Back In The High Life』。当初『Arc?』とは全然違うサウンドに面食らったが、SoulやReggae、各種World Musicを消化した楽曲は聴くほどに虜となり、いつしか愛聴盤の1枚に。
再録を含むベスト『Chronicles』を間に挟んで88年にリリースされた『Roll With It』。彼のソウル流儀が貫かれた黒いアルバムで、丁度ブラック・チャートに傾倒しまくっていた私の好みにピタリと当てはまった。
でも90年の『Refugee Of The Heart』はそんなに夢中にならなかった。今聴くと<One And Only Man>などいい曲が揃っているが、前作と違って華やかさに欠けていたのかも知れない。
丁度この頃に来日。横浜アリーナで肉眼で顔が確認出来る席で体験出来た、貴重なライブであった。
しかしその後に出たTraffic名義の『Far From Home』は買わなかった。
この頃にはSpencer Davis GroupやBlind Faithなんかも知識の一環として聴いており、勿論その中にTrafficもあった。しかしいずれもソロ時代の音とはかけ離れていて、私の好みとはかなり違っていた。
やはりこのアルバムもポップさには相当欠けていたので、聴いた後はかなり落胆したものだ。
だが97年の『Junction Seven』は打って変わり、共同プロデュースにNarada Michael Waldenを迎えた今風R&Bの1枚。聴きやすさに重点が置かれ、Des Reeなんかもデュエットに参加した当該作は、あの『Arc?』を彷彿とさせるメロディアスな雰囲気に満ち溢れていた。だが彼独特の神通力はここでは失われてしまい、ただのR&Bアーティストになってしまった感は否めなかった。
彼独特の吸引力のあるサウンドが復活したのが、2003年の『About Time』。
3人編成のシンプル・イズ・ベストな音作り。1曲1曲が実に丁寧に作られていて、魅惑のハモンド・オルガンも随所で鳴り響く。オリジナルは言うに及ばず、Timmy Thomasのカヴァー<Why Can't We Live Together>も素晴らしい出来映えだ。
この後にフジロックで来日。これを見た友人の話では、見ていた人間こそ少なかったが、内容は相当に良かったらしい。行けず無念。

そして新作『Nine Lives』。
強固たる路線を築き上げる事によって完成度を高めた前作とは少し違い、バラエティに富んだ音楽性を見せている所は、あの『Back In?』を彷彿とさせる。だが収録曲には圧倒的なガッツが漲っており、Eric Clapton参加の<Dirty City>や<Hungry Man>における魅惑のメロディ展開は、彼をずっと追ってきた人間なら、興奮を禁じ得ないであろう。まだ購入したばかりなので多くは語れないが、何度か聴き込む度に凄さがひしひしと伝わっていくのだろう。

私と彼の楽曲との思い出を駆け足で紹介する形になってしまったが(専門的な事はレコード・コレクターズ6月号を読んで下さいまし)、もしこの駄文が彼に興味を持つキッカケになってくれれば幸いだ。
こちらも読んで下さい。

Stephen Bishop@Billboard Tokyo

アップが遅くなってしまったが。先日Stephen Bishop@Billboard Tokyoへ。
渋谷のDuo Exchange以来だから、見るのは5年ぶりくらいかな?
編成は前回の3人から1人減って、自身のGtとKeyの2人のみ。
でも彼の楽曲はシンプル・イズ・ベストなので、この編成は適性と言えるかも。

新作『Romance In Rio』が発売になったので、そこからのお披露目ライブになるかと思ったが、選曲は実に幅広く、色々なアルバムから演奏された。
駄作扱いされている『Bowling In Paris』からの曲も、アコースティックに仕立て直されると実に味わい深い魅力が引き出される。元々は名曲である事を再確認。
途中でサンプラーを使ったり、ミニギターのオモチャのようなモノを使うなど、サービス精神もタップリ。
終始なごやかでアットホームな雰囲気に包まれた。
大ヒット<Save It For A Rainy Day>は前回も聴かれたレゲエ調。AmericaやAndrew Goldと一緒にやったライブも同じアレンジだったので、今後はオリジナル通りには演らないのかな?
チト残念。
面白い所では<Animal House>のテーマ曲。あとはNick DeCaroでも有名な、<Under The Jamaican Moon>が聴けたのは嬉しかった。

でも次回はやはりバンドで見たいな。
<Everybody Needs Love>や<Vagabond From Heaven>あたりは是非生で聴いてみたい所だ。
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