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a.k.a.Mellow Floater Net. AOR、Light Mellow(ライトメロウ)、Black Contemporary(ブラック・コンテンポラリー...ブラコン)、Freesoul(フリーソウル)...そんな音楽を今でもこよなく愛し続ける方々の為のページです。
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Kenny Loggins/Alive

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最近マイブームのKennyLoggins。今回取り上げた『Alive』は80年発表の通算4枚目。そして私が初めてアルバムとしてKenny体験をしたもの。確か図書館か貸しレコードで借りたのかな?(買ったのは『Hi-Adventure』が最初)。
『Keep The Fire』をヒットさせ、アーティストとして人気を爆発させたこの時期。そんな彼の溢れんばかりの勢いを凝縮したのがこのライブアルバム。
とにかくモノ凄い気合いの入り方だ。スピードアップした<I Believe In Love>をオープニングに、ハードなナンバーの疾走感とバラード/メロウ・ナンバーの高揚感。いずれもスタジオ録音を上回るものばかりで、聴いていて火傷しそうな位だ(しないけど(笑))。特に<Junkanoo Holiday>なんかはアレンジに華やかさが加わって、実にエキサイティングに激変している。ちなみに改めて聴いてみると、あの『マツケンサンバ』と相性が超が付く位に抜群!(笑)DJの方々、一度お試しを!
82年の初来日公演は、ここで展開された世界と寸分変わらぬ実にエネルギッシュな内容で見応えタップリ。バックにはNeil Larsenや現ChicagoのTris Imbodenの名も(Trisは元々Kennyのバンド出身。それ以前はHonkに在籍)。今まで私が見たコンサートの中で屈指の出来と断言できる程だ!
しかし<Footloose>の大ブレイクした後の武道館公演(85年)は、妙に醒めた目で見てしまった。演奏のクォリティは決して劣る事はなかったのに。会場が広すぎたか.....?
いや、それだけ初来日の衝撃が頭に焼き付いて離れなかったのだ。それ以外の要因は、いくら考えても思い当たらない
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Brick at Cotton Club

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さて昨日はアトランタ出身の知る人ぞ知るファンクバンド、Brickの来日公演。どういう経緯で彼らが来ることになったのかは知る由もないが、あの渋谷ライブインやMZA有明の全盛期ですら、お目にかからなかった彼らのライブを見ることが出来るとは、奇跡としか言いようがありませんな。
彼らの全盛期は70年代後半?80年代前半。しかし所属レコード会社Bangは当時日本と契約が無く、81年のRay Parker Jrプロデュースの傑作『Summer Heat』でようやく本邦初登場となった。
そんな彼らのステージ。予想はしていたが見事な位の華の無さだ。しかし確かな演奏力はひしひしと伝わる。
まずバンマスのJimmy Brownが凄い。もう還暦をとっくに過ぎているのに、長身長足でメタボ知らずのイケメン(笑)。そしてステージを動き回る大熱演を披露。その立ち振る舞いはファンキーそのもの。そしてSax(Tenor、Alto)を始め、Tb、Tp、Flに至るまで、ホーンと名の付くモノは全て担当。さすがはHip-Hop界の重鎮、Organized NoiseのSleepy Brownの父親だけありますなぁ。
演奏曲はかなり少ないものの、彼らを語る上で必須のヒット曲は網羅。サンプリング・ネタにもなっている<Ain't Gonna'Hurt Nobody>や、前述の作品からのキラー<Sweat(Til'You Get Wet)>。これまた思い出の多きヒット曲の<Dusic>等々。全体的に2ndの『Brick』(1977年)収録曲が多いという事は、彼ら自身ではこれを最高傑作と考えているのかな?意外な所ではLTD/George Bensonの<Love Ballad>や、Louis Armstorongの<What A Wonderful World>なんかも飛び出した。前者では若手のKey奏者が素晴らしい喉を披露してくれたが、個人的には<Push Push>あたりを演ってくれた方が嬉しかったかな?
そしてアンコールで待ってましたの<Dazz>。勿論イントロが飛び出した瞬間に切れました(^^;;;)。丁度大ヒットしていた中坊の時代が蘇ります。この曲は結局日本発売されず、エアチェックしたFM音源も何故かモノラル。輸入盤を買うようになってから割と早期に購入したのが、この曲収録の1st『Good High』(1976年)。聴き倒したなぁ?。
他に踊っていたのは私の周りに居た数名だけ。確かに彼らの事を全然知らず、招待で来たような人間が多かったからなぁ?最初から総立ちになれとは言わないけど、要所要所はしっかり楽しまなきゃ、演る側に対して失礼と言うモノですヮ。
以前見たBar-KaysやCon Funk Shunに比べると、日本に於ける知名度は致命的だが。30年以上もB級バンドであり続ける確かなプライド。そんな彼らの入魂の体力勝負を共有出来た事は、大変貴重であったと断言しても良いだろう。
次回来日したらまた.....と言いたいのだが、もしかしたら今回が最初で最後の予感がする。なら彼らを追って行くかなぁ?アトランタまで.....

Kenny Loggins/Keep The Fire

kenny3
このアルバムは79年に発表された通算3枚目。<Heart To Heart>の名曲を生み出した82年の『High Adventure』。大ヒット<二人の誓い(Whenever Call You "Friend")>収録で、『AOR Light Mellow』にも掲載された『Nightwatch』。これらに比べると当該作はあまりガイド本等で語られる事が無いのだが、実は聴き所満載である。
プロデューサーは前2作を手がけたBob Jamesから、Eric ClaptonやRod Stewart等の作品で有名なTom Dowdへと代わる。当時は「アグレッシヴなロック色を前に押し出した」なんて言われていたが、そうした路線は『Night?』でも既に数曲で垣間見る事が出来た。むしろ今作はそこに今までのフュージョン色を隠し味として加味し、コンテンポラリーな度合いを更に増幅させているのである。
まずは<This Is It(明日に向って)>。これはMichael McDonaldを共作者に迎えたもので、彼のディープな色彩がふんだんに楽しめる逸品。陰影に富んだメロディ進行は何億、何兆回耳にしても飽きる事が無い。シングル・カットされ全米11位を記録する大ヒットとなった。
あとヒットはしていないが<Who's Right Who's Strong>も要注意である。これはRichard Page&Steve George(=Pages)との共作。丁度発売時期が一緒であった『Future Street』でも発表され、今ではこちらのヴァージョンの方が有名かも知れない。
しかしKennyの方はとんでもないサプライズがあった。コーラスに参加しているのは何とMichael Jackson!これまた丁度『Off The Wall』が特大ヒット中の時期。絶好のタイミングの良さである。彼独特の歌声が随所で聞こえるが、曲と絶妙なマッチ具合を魅せており、違和感は皆無である。
他にもお涙頂戴のメロディ進行である<Give It Half A Chance>や<Now And Then>も素晴らしい出来で、アルバムとしてもAOR色に彩られた、名盤と呼ぶに相応しい珠玉の作品集である。多分買ったままラックの肥やしになっているマニアの方も多いであろうが、是非この機会に引っ張り出して聴いて欲しい。また今回初めて知った方には自信を持ってお薦め出来る1枚である。
尚ハード仕立ての<Love Has Come Of Age>やクラブ受け必至のダンサブル・サンバ<Jankanoo Holiday(Fallin'-Flyin'>は、次作の『Alive』の方が抜群に出来が良い。もしお持ちであれば聴き比べるのも一興かも。
<Footloose>や<Danger Zone>が大ヒットしたために、ヒット狙いと誤解されがちだが、実はオリジナル・アルバムの完成度はどれも高い。機会があればここで取り上げるつもりだ。

吉田正美(政美)に熱い興奮

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偏見というのはいかなる物事に対しても存在する。勿論音楽も例外ではない。特に以前どこかのグループに在籍している人間のソロ作ならば、在籍時のイメージで括られてしまうのは御約束と言っても良いだろう。
例えば70年代に一世風靡した、“グレープ”。そして中心人物はさだまさし。氏の強固たる個性と音楽性は敢えてここでは取り上げないが、その名前を出せば音が即座に連想される程だ。
さてその相棒である吉田正美(政美)が残した2枚のアルバムがCD化された。
これが凄い。何度耳にしても驚くばかりである。
グループ時代とやっている事が全然異なる、非常に洗練された内容になっているのだ。
Kissから独立した直後のPeter Criss?それともBaker Gurvitz&Army解散後に出したAdrian Gurvitzの『Sweet Vendetta』?他にも例が数多く存在するだろうが、これも方向性を一変した事による、好例の一つとして挙げられるのは間違いない。
一般的にはAORに根ざした2ndの評判が良いのだが、ここでお薦めしたいのは76年の茶坊主名義の1st。
まずヴォーカルを担当している菊池まみ(真美)の声が良い。レイジーなスキャット系からしっかりした歌声を聴かせるバラードまで変幻自在。あくまでも自然体感覚で楽しめる。
そして収録曲はどれもCTIや70年代後期のブルーノート。ソフトロックやウェストコースト・サウンド。Sergio Mendesに代表されるポップ化したブラジル・サウンドからの、多大な影響力を感じさせるものばかりだ。恐らく彼はグループとして活動するにあたって、無理矢理封じ込めた自己の趣味を、ソロになった瞬間に大噴火させたのであろう。しかしそれはまだコンテンポラリー系の音が定着していない、当時の音楽シーンには余りにも早すぎた。そして絶対に外せない“グレープ”という看板。これが足かせになっていたのは想像に難くない。
しかしフリーソウルや渋谷系などを通過した今だからこそ、ジャストフィットする音がここには存在する。
是非偏見を捨てて、素直に音として楽しんでもらいたいものだ。


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