Mellow Floater.com

a.k.a.Mellow Floater Net. AOR、Light Mellow(ライトメロウ)、Black Contemporary(ブラック・コンテンポラリー...ブラコン)、Freesoul(フリーソウル)...そんな音楽を今でもこよなく愛し続ける方々の為のページです。
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Laranja、Ser Feliz.....そしてBaby Jive

7日、8日と連続で、私のフェイバリットとするバンドのライブが続いた。
当ブログで取り上げた事のあるLaranjaとSer Felizである。
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7日はLaranja。
リーダーのYOKOさんのブログで紹介して頂いたり、「Laranja」の検索ワードで来場される方も多かったりして、今や当ブログともすっかりご縁のある存在だ。
今回は新曲中心の構成。音楽性はかなり幅が広がった感じで、Roy AyersやMizell Brothers(Sky Highプロダクション)あたりを彷彿とさせるものや、Milton Nascimentoを思わせるアーティスティックな本格派MPB、Flora PurimやAl Jarreau(Jay Graydonと組む前)的なフュージョン・テイストものまで多種多様。だがいずれもLaranjaというフィルターを通すと、完全にオリジナルとして骨肉化されるのだ。
演奏は相変わらず完璧の一言。隙が見えないほどにパーフェクトだ。
ただ前回までの「大上段から叩きつけるような迫力」を少し抑制し、スリリングでありながら叙情性を追求していくようなステージングに変わったのはさすがである。メイン・ヴォーカリストが久々に戻ったので、彼女の個性も反映されているのかな?
次回のライブも決まっているので、詳細はブックマークの「Laranja」をクリックして下さい。
あとアルバムもいよいよ全国展開が決定したそうで、今後色々な所で耳にする機会が増えるかも知れませんね。
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8日はSer Feliz。
こちらも新曲中心の構成。前回も書いたがアップテンポを演奏しても、どこか包まれるような落ち着いた印象があるのが彼らの特徴。今回は<雨音はショパンの調べ>をカヴァーするという意外性をアプローチし、見事に年配客のハートを射抜いた(笑)。そこにオリジナルの<Witch's Whisper>を絡めたのだが、全然違和感を感じさせなかったのはオリジナルの完成度の高さ故。J-City Pops的な下地がある所も彼らの大きな魅力だ。
新曲はいずれも素晴らしい仕上がりだったので、いずれは音盤として聴きたいものだ。
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さて..........今回の隠し玉と言えるグループを紹介する。
その名はBaby Jive。
女性ヴォーカル中心としたバンドである。
勿論楽曲は完全オリジナル。その曲が実に興味深いのだ。
詞が全て日本語であり、お洒落スタイルで展開されるので、一度聴いただけでは「渋谷系の亜流か?」と思ってしまいがち。
しかしその楽曲はとてつもなく高度で濃厚だ。
リーダーのJUNさんの音楽的バックグラウンドに要注目。主体はやはりAOR。しかもSteely Dan/Donald Fagenは勿論の事、Gino VannelliやDan Fogelberg、更にSteve WinwoodからPaul Davisまで、ありとあらゆる要素が入り混じっているのだ。更にクラシック・ロックからプログレ(特にCamelがフェイバリットとの事)等々、その音楽的守備範囲は幅広くそして深い。
なので1曲の中に様々なメロディが溶け合っており、何度聴いても飽きさせないのだ。
とてつもなく難解な曲をポップなあっさりテイストで軽く聴かせる。これは並大抵の実力では出来ない。
それ故Baby Jiveのライブは完成度が高い。
そしてそこには耳の肥えている、本格的音楽ファンが詰めかけるのだ。

JUNさんは現在Soul/Black Contemporaryを集中的に聴いているとの事なので、新曲ではそれらの要素を取り入れた、黒い感覚のナンバーなんかも期待出来るかも知れませんね。

HPはこちら。
http://babyjive.b7m.net/
(ブックマークにも入っております)

そろそろフル・アルバムにも期待したい所だ。
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Todd Rundgren at Billboard Tokyo

先日はTodd Rundgren@Billboard Tokyoへ。
しかしここに来るたびに、いつも怒りが込み上げる。
Midtown入口付近には案内が全然無いし(普通のフロア案内の一部で書いてあるが)、
しかも3Fまでで通路が途切れて、4Fは離れ小島状態。
その3Fにも案内が全くないので、どこから4Fに行って良いのか分からない。
通路を増やす事が出来ないのであったら、4Fへ行くエレベーターの側に大きく『4th Floor Billboard Tokyo』の表示を出して、「Today's Act ○○○」等の大きな看板を出して欲しいものだ。
『Bluenote』や『Cotton Club』を見習って欲しいものですヮ。

閑話休題。
頻繁に来日しているにも関わらず、彼のライブを見るのは今回が初めて。
91年のソウルショーや、92年のReduxツアー@五反田ゆうぽーとなんかは、再評価後の来日公演の中では最高のクオリティを誇っていた(という話...^^;;;)ので、期待は非常に大きいものだった。
Toddは体型こそ昔のままだけど、かなりお腹がメ○ボ。
それでも革のパンツを履き、派手なステージ・アクションをかましながら、豪快にギター・ソロを弾きまくる。しかも弦を切る程の大熱演。
59歳。還暦一歩手前とは思えない若々しさだ。
そして今回はUtopiaのKasim Sultonも同行。
彼もそれなりの年齢の筈だが、見た目はまだ40代前半と言った印象だ。
更にTubesのPrairie Princeも同行。もう1人のギターは知らないヒトだが、小技を多用するかなりのテクニシャンだ。

さて今回の感想.....
何とグランジ/オルタナ・ライブでしたねぇ。
全体的にシャウト系ヴォーカル。
これでは『フリーソウル...』のコンピから入った人間にとっては拷問。
私も『Something/Anything』や『Hermit Of Mink Hollow』、『A Wizzard A True Star(の途中から...^^;;;) 』や『Back To Bars』なんかを愛聴盤にしていたので、このコンセプトにはちょい疑問符を投げかけたい所。
でも曲自体は結構良く、中半にやったHip-Hop調のナンバーなんかはかなり気に入った。あとでセットリストをチェックしなければ。
あと<I Saw The Light>も披露されたが、シンプルなアレンジが逆に新たな魅力を引き出していて、これはこれで価値があると思いましたね。

ロックショーとしてはやはり完璧で、若手ロック・バンドとは一線を画す大人ならではたしなみと、ベテランらしい余裕が感じられた素晴らしいものだった。
でもやはり選曲にはチト不満。知っている曲も<I Saw?>以外には、<Black And White><Black Maria><Tiny Demons><Slut>くらいしか無かったのが何とも残念。今回のテイストなら<Love Of The Common Man>や<Couldn't I Just Tell You>、<Little Red Lights>や<Heavy Metal Kids>なんかを演ってくれたら、個人的には嬉しかったなぁ。
まぁ一つの所にとどまるという事を知らん人なので、次の来日公演を楽しみにしたい所だ。
本音としては.....やっぱりソウルショーが見てみたい!

Con Funk Shun at Cotton Club再び

昨年1月に来日したCon Funk Shun。この年屈指のベスト・ライブの1つに数えられる程の、抜群のステージングを見せてくれた。そして再び来日。前回はステージの端の方だったので、今回は真ん中で見るべく再びCotton Clubへ。

フロントのメンバーは鮮やかな青の衣装でキメキメ。しかしバックのメンバーは普段着。この差は何なのかな?と思いつつ、曲がスタートすると独特の世界に引き込まれる。前回同様抜群のパフォーマンス。エンターテインメントに徹した内容で心底楽しめた。KeyのKurt Claytonも堅実なプレイで曲の底辺をガッチリ支える。そして勿論Michael CooperとFelton Pilateの両巨頭も元気いっぱいだ。Feltonは<Baby I'm Hooked>で客席を一周。勿論しっかり握手。手、でかっ(笑)。
ただ私が見た時は曲が少なく、前回聴かれたMichaelのソロ曲はやらず終い。メンバー紹介に使われた<By Your Side>もカット(しかしいずれも演った日があったとの事。客席のノリが悪かったのが要因か?...T_T)。その分<Too Tight>に折り込んだ当時のダンス・ヒット・メドレーがかなり長かった。そう言えばインストだが、EW&Fの<Serpentine Fire>も演奏された。
でも彼らが良かろうと思ってやっている、カヴァー曲連発のサービス精神、個人的にはあまり好きではない。実は先日のDazz BandやBrickなんかもそうだったのだ。勿論カヴァーを売りにしているバンドなら大いに理解出来る。だが彼らにはたくさんのソウル・ヒットがある。例えば『Loveshine』収録の<So Easy>や、『7』収録の<Bad Lady>あたりを演ってくれたら、コアなファンは狂喜乱舞するだろうし、バラードも名曲が盛り沢山だ(ファンクバンドなのにバラード企画盤が制作された程)。でもヒット曲ですらマトモに知らない人間も客席に多かったりするので、そんな皆様に満足して頂くためには仕方がないのかな?マイナーヒットや隠れた名曲を聴くためには、やはりアメリカで見るしかないのかなぁ...?

ステージが最高だった故、ついつい個人的希望を書いてしまいました(汗)。
人間の欲望って困ったものですな(汗汗)。

Boz Scaggs & TOTO Live At JCB Hall

最近の話題の中心はやはりこの一大イベント。既にあちこちで日記やレビューが書かれているが、遅ればせながら私も筆を(キーを?)取らせて頂く。
BozもTOTOも見るのは通算すると5回目くらい。今回の会場となったJCBホールは国際フォーラムとBillboard Tokyoの中間を行くような作り(かな?)。端に行くとあまり良くないらしい(コチラ参照)のだが、私達は幸いながら真ん中を陣取る事が出来た。ただアリーナはやはり平坦な作り。ステージとの距離がそれ程離れていないので、後ろで見るならば1階席や2階席の方が格段に良い。音も抜群だ。

(以下ネタバレあり)



最初はBozでスタート。ここで「何故?」。TOTOはBozのバックから立身した筈なのに、何故師匠である彼が先にやるのかチト疑問。まぁ現時点の日本の人気だと仕方がないのかな?
ステージングは当初予想していた通り、かなり渋めのパフォーマンス。まぁ最近はブルーノート公演が主ですからね。でもバンド編成はやはり大きなステージ仕様。いきなり<Lowdown><Jojo>を連発して客席をヒートアップさせるものの、その後は比較的渋めのナンバーが続く。ここで要注目だったのが『Dig』からの楽曲の良さ。発売当初はAORでもなければブルースでもない、何とも半端な印象しかなかったので、ちょこっと聴いてその後はラックの肥やしになっていた。しかしここで演奏された<Desire><Vanishing Point>の2曲は、他の代表曲と並べても違和感のない素晴らしい出来映えだ。
途中でDavid Paichが登場。まぁゲスト扱いなのでそれ程弾かなかったのだが、やはりBozと同じステージ上に並ぶと感慨深いものがある。『Silk Degrees』から5曲演奏されたのも、彼の参加を想定したものかな?(<Georgia>はライブで初めて聴いた気がする)。
数曲はキーが下がっていたが、これも64歳という高齢を考えれば仕方がない所だ(でも見た目の格好良さは不変!!)。
アンコールの<Loan Me A Dime>はここ数年のライブ定番曲。私が聴いたのは2回目くらいかな?そして<Breakdown Dead A Head>ではオリジナルで弾いていたLuke登場。だが雰囲気も一変。肝心のソロはややラフ気味。音のデカさがやたら目立ってしまったけど、これは観客を熱狂させるのには十分過ぎる位。こう書いている私も実際耳にした時は興奮状態だった。

TOTOは。前回来日時のブログに書いた通りだが、こちらでもDavid Paichが登場。でも主要の音は全てGreg Phillinganesが奏でていて、完全に「居るだけ」。まぁリハ無しのぶっつけ本番状態だったとの事なので仕方が無いのかな?
Gregは前回以上に熱狂的なパフォーマンスぶりで、相変わらず2人分のプレイを余裕で決めまくり、エンターテイナーに徹して客席を盛り上げる。今でもSteve Porcaro信仰が残っているが、彼は間違いなく歴代No1鍵盤奏者である。これがJeffとステージ上で共演したら、とんでもない事になったんだろうなぁ.....と叶わぬ夢に胸が膨らむ。
今回トラで出演したLeland Sklarは独特の風貌で堅実なプレイを決めまくる。Simon Phillipsも曲に合わせて変幻自在なプレイを披露。<Rosanna><Africa>(ここはPaich氏バッチリ決めてくれた!)等のお馴染みの曲は勿論盛りあがったが、私は前にも書いたが『Falling In Between』が結構好きなので、ここから3曲演ってくれたのも良かった。相変わらずこの路線は非難囂々だけど、ここは素直に楽しませて頂いた。
でもボビキンはもうダメなのかなぁ?前回も全然声が出ていなかったが今回も今一つ。やはり60歳でハイトーンを歌いきるのはやはり厳しいのかも。

クロージングにはBozも登場し、あの<With A Little Help From My Friends>をJoe Cockerヴァージョンで披露。確かにゴスペル仕立てなので盛り上げるには最高の素材であろう。案の上私も目頭が熱くなった。
色々書いたけどやはり終わってみると、「最高」の一言に尽きるライブだった。
さぁ31日の最終公演どうしようか...行ってしまうかも.....Josephも出るみたいだし。

Ser FelizとLaranjaを紹介します

冷たい雨が降り、気温が冬に逆戻りしたような3月20日春分の日。そんな悪天候だが、代々木Bogalooはギラギラ焼け付くような灼熱の暑さだった。10月に大好評だったライブイベント『Blue Moon Jazzy』。約半年ぶりの開催である(多分イベント自体は数回行われているのであろうが、私が見たのは2回目)。今回は前回トリを務めたAirblueの出演は無かったが、抜群のバンドが4組。大いに楽しませて頂いた。

今回の目的は前回も好評だったSer FelizとLaranja。

当日のステージだが、まずは「轟渚と夕映えカルテット 」でスタート。二胡も入ったなかなか面白いサウンドを聴かせるバンド。ヴォーカルは矢野顕子インスパイア系かな?
次のEI Cencerroはかなり本格指向のラテン・ジャズ・バンド。ドラムの代わりにティンバレスを真ん中に据えた編成は結構異色かも。最前席でノリノリだった私が目立ったらしく、メンバーの方から「そこの...」と話題を振られ、いきなり羞恥心炸裂状態に。

Ser Felizはいつも通り落ち着いたパフォーマンス。確かなバンド・アンサンブル。個々の演奏力も相当なモノがあり、特に硬軟を自在に使い分けるKeyのSenju氏のプレイは特筆モノだ。VoのShihoさんもいつも以上にリラックスしている感じ。いつも1曲カヴァーを演奏するのだが、今回はMichael Jacksonで有名な<I Can't Help It>。どこかJudy Robertsの81年の3rd収録ヴァージョンを彷彿とさせる佇まいだ。

トリはLaranja。前回出演時もバンドの演奏力と、リーダーのYOKOさんの存在感に圧倒されたのだが、今回は新たなヴォーカリストをお二方迎え、華やかさも一層パワーアップ。グイグイ押しまくるパフォーマンスには熱気と洗練が粋に交差する。参加メンバーは現在も音楽シーンで活躍されている方が大半。したがって今回もステージングは水も漏らさぬ完璧さ。曲によっては変拍子を多用したプログレッシブな展開を魅せるなど、終始惹き付けられっぱなしだった。
今回もイベント出演の1バンドだったが、いつかはCotton ClubやBillboardあたりで、単独公演を拝見したいものだ。

さて後者2バンドにはCDも存在するので(Ser Felizは何と発売直後!)、かつてのHP『Mellow Floater Net』のコーナー、「Mellow Groove Is My Wife」のようにレビューを行いたいと思う。
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Ser Feliz/Canario
2008年発表の3曲入りMX。多分これが音盤としては初めてだと思う。ブラジルへの深い憧憬が溢れる本格派の音作り。でも歌詞が日本語(1曲英語)なので、どこか80年代J-City Popsの香りが漂う雰囲気があり、それ程ブラジル音楽に詳しくない方でも、これならOKではないのかな?躍動感溢れるビートに抜群のメロディを乗せた<Canario>。続く<Witch's Whisper>は彼らの曲で一番最初に覚えたナンバー。英詞でありながら、どこか八神純子や佐藤奈々子、やまがたすみこetc...を彷彿とさせる都会派Light Mellowナンバー。<深海魚>はあの比屋定篤子を彷彿とさせるゆったりした曲調。サビのメロディは胸が焦げる程だ。とても繊細でどこか物悲しげなフルートやアコピのソロなども、曲の哀愁濃度を最大限に引き出している。
お問い合わせ、入手はこちらまで。Ser Feliz Net


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Laranja/Laranja
J-Waveの番組『Saude!Saudade』やStar Digioの音楽プログラム、桜木町の某バーの店主がやっているネットラジオなんかでかかって然るべき本格的作品。核になっているのはブラジル音楽だが、色々なジャンルの要素が詰まっており、ラテンからR&B、ジャズや何とクラシックに至るまで、様々な音楽の最良の部分を抽出し1つに消化。メロディアスなオブラードで包み込んだ楽曲全4曲は、いずれも長年の繰り返しの試聴に耐え得る程の完成品だ。<Jet Loop>はLight Mellow Brazilianサウンドと言うべき、洗練されたミディアム・アップ・ナンバー。Breezin'な雰囲気もタップリ!。次の<Robe Of Feathers>はSeawindの名曲、<Wings Of Love>と相性抜群の躍動感溢れる逸品。DJをやっている人間は必聴かも。<The Moon:Chord No79>はゆったり流れるような小品。シタールが実にイイ効果を出している。そして<オレンジを召し上がれ>。日本語タイトルで引いてしまいがちだが、実はコンピレーション『TOKYO BOSSA NOVA?vento?』に収録された事で、彼らの中では一番ポピュラーな存在の楽曲でもある。勿論ビートも一番効いており、印象的で覚えやすいスキャットを全編にちりばめた最高のナンバー。これまたDJ必聴。クラブヒット必至。
お問い合わせ、入手はこちらまで。Laranja WEB

こちらにもLaranjaが1曲収録されております。

Burt Bacharach Live@グリーンホール相模大野

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今年80歳。もしかすると最後の来日かも。そんな思いを抱きながら行った11年ぶり4度目の公演。見るのは3度目だ。
会場の相模大野は国際フォーラムをひとまわりコンパクトにした感じ。実は結構前方の席も買えたのだが、ド端だったので見送り、敢えて全体が見渡せる2階の真ん中にした。オーケストラとの共演は分かっていた上、彼がピアノを弾く位置も把握していたからね。
始まると壮絶なヒット曲のオンパレード。どれも細胞で聴きまくった名曲ばかりだ。参加シンガーは3人。Josie Jamesって結構よく聴く名前。確かアルバムをリリースしていたと思う。
フル・オーケストラをバックに華麗なるメロディの調べ。さすがに多くのヒット曲を持つだけに、どれもメドレー形式である。
さて今回の涙腺決壊はElvis Costelloの<God Give Me Strength>が披露された時。Bacharachとの共演作『Painted From The Picture』の最後を飾った曲だが、実はコレ、狂ったように聴き倒した愛聴盤。歌ったシンガーはCostelloの足下に及ばなかったが、曲そのものの魅力で心底感動させてくれた。

セットリスト(音楽評論家、吉岡正晴氏のSoul Searching Blogより)

01. 世界は愛を求めている What The World Needs Is Love (ジャッキー・デシャノン1965)

メドレー1 (1963年?1968年ごろの楽曲メドレー)
02. ドント・メイク・ミー・オーヴァー Don’t Make Me Over (ディオンヌ・ワーウィック 1964)
03. ウォーク・オン・バイWalk On By (ディオンヌ・ワーウィック 1964)
04. ディス・ガイThis Guy’s In Love With You (ハーブ・アルパート 1968)
05. 小さな願いI Say A Little Prayer (ディオンヌ・ワーウィック 1967)
06. 汽車と船と飛行機Trains & Boats & Planes (ディオンヌ・ワーウィック 1967)
07. ウィッシン・アンド・ホッピンWishin’ & Hopin’ (ダスティ・スプリングフィールド 1964)
08. 恋のウエイト・リフティング(There’s) Always Something There To Remind Me(サンディ・ショウ 1965)

メドレー2 (1962年?1970年ころの楽曲メドレー)
09. 悲しみは鐘の音とともにOne Less Bell To Answer (フィフス・ディメンション 1970)
10. 恋よ、さようならI’ll Never Fall In Love Again (ディオンヌ・ワーウィック 1969)
11. 恋の痛手Only Love Can Break A Heart (ジーン・ピットニー 1962)
12. サン・ホセの道Do You Know The Way To San Jose (ディオンヌ・ワーウィック 1968)
13. 恋するハートAnyone Who Had A Heart (ディオンヌ・ワーウィック 1964)
14. ハート・ライトHeart Light (ニール・ダイアモンド 1982)
15. ゴッド・ギヴ・ミー・ストレンスGod Give Me Strength (バート・バカラック&エルヴィス・コステロ 1996)

ビギニング・メドレー (作家デビュー当時の初期楽曲メドレー)
16. マジック・モーメントMagic Moments (ペリー・コモ 1958)
17. ストーリー・オブ・マイ・ライフStory Of My Life (マーティ・ロビンス 1957)
18. ザ・ブロップThe Blob (ファイヴ・ブロッブス1958 =映画『マックィーンの絶対危機』より)
19. タワー・オブ・ストレングスTower Of Strength (ジーン・マクダニエルス 1961)

20. ゴー・アスク・シェイクスピアGo Ask Shakespear (最新作『アット・ディス・タイム』2005)
21. イン・アワ・タイムIn Our Time (最新作『アット・ディス・タイム』2005)
22. 遥かなる影(They Long To Be) Close To You (カーペンターズ 1970)
23. フォー・ザ・チルドレンFor The Children (新曲 2008)
24. フォーリング・アウト・オブ・ラヴFalling Out Of Love (アレサ・フランクリン 2003)(トレインチャ・スペシャル・ゲスト歌手)
25. フール・スピーク・フォー・ラヴWho’ll Speak For Love (トレインチャ・最新作『バカラック・ソングブック2』)(トレインチャ・スペシャル・ゲスト歌手)

映画音楽メドレー 
26. 恋の面影The Look Of Love (ダスティ・スプリングフィールド 1967 映画『007 カジノ・ロワイヤル』)
27. ニューヨーク・シティ・セレネーデArthur’s Theme (クリストファー・クロス 1981 映画『ミスター・アーサー』)
28. 何かいいことないか子猫ちゃんWhat’s New Pussy Cat (トム・ジョーンズ 1965 映画『何かいいことないか子猫ちゃん』)
29. 地球は丸いThe World Is A Circle (1973 映画『失われた地平線』)
30. エイプリル・フールApril Fools (ディオンヌ・ワーウィック 1969 映画『幸せはパリで』)
31. 雨にぬれてもRaindrops Keep Fallin’ On My Head (BJトーマス 1969 映画『明日に向かって撃て』)
32. リバティ・バランスを討った男The Man Who Shot Liberty Valance (ジーン・ピットニー 1962 映画『リバティ・バランスを討った男』)
33. メイキング・ラヴMaking Love (ロバータ・フラック 1982 映画『メイキング・ラヴ』)
34. 素晴らしき恋人たちWives & Lovers (ジャック・ジョーンズ 1961 映画『素晴らしき恋人たち』用、しかし、不採用)
35. アルフィーAlfie (シラ・ブラック 1966 映画『アルフィー』、ヴァネッサ・ウィリアムス 1996 TBSテレビドラマ『変奏曲』)
36. ハウス・イズ・ノット・ア・ホームA House Is Not A Home (ブルック・ベントン 1964 映画『禁じられた家』)
37. 愛のハーモニーThat’s What Friends Are For (ディオンヌ・ワーウィック、エルトン・ジョン、スティーヴィー・ワンダー、グラディス・ナイト 1986)

アンコール:
エニィ・デイ・ナウ Any Day Now (チャック・ジャクソン 1962)
世界は愛を求めているWhat The World Needs Now Is Love (ジャッキー・デシャノン 1965)
雨にぬれてもRaindrops Keep Fallin’ On My Head (BJトーマス 1969 映画『明日に向かって撃て』)

2時間タップリの一大スペクタクル。新作『At This Time』から数曲演ってくれたのも嬉しかった。
さてBacharachはピアノは勿論、歌も披露。いわゆるソングライター・ヴォイスであったが、かなりの説得力を持っていた。一応私もヴォーカリストとして各種セッションに参加しているが、これだけのインパクトは出す事が出来ない。巧い下手を超越していましたねぇ。
ステージ上の彼は相変わらずジェントルマン。そしていい歳の重ね方をしており、「おじいさん」の表現は全然似合わない。
これなら今後再来日の可能性がありそうだ。

Robbie Dupree@Cotton Club

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昨日はRobbie Dupree@Cotton Clubへ。Bill LaBountyとの共演以来だから、確か2年ぶりだと思う。バックは今回もBunetta/ChudacoffにLeslie SmithのCrackin勢。そしてLarry Hoppen(Orleans)とDavid Sanciousという気心の知れたメンバーだ。毎回見ていないのだが、このメンバーでの来日も4回目を数えるとの事。そう言えばMt Fujiのイベントでも来日していた記憶がある。
さて大抵この辺のアーティストだと、大ヒットや昔のレパートリーを連発して、古くからのAORファンを喜ばせるのが常だが、今回は何と新作『TIME AND TIDE』が出たばかりのタイミング。だから気合いの違いは歴然でしたねぇ。

セットリスト(CottonclubのHPより)

1. WRAPPED AROUND YOUR FINGER
2. MYSTERY WORLD
3. lUCKY
4. SUGAR TREE
5. BLUE MONDAY
6. SECRET LOVE
7. KNOCKING ON THE GATES OF EDEN
8. JUDGMENT DAY
9. Satisfied
10. FRAGILE
11. DANCE WITH ME
12. I’M NO STRANGER
13. MISTER O
14. STEAL AWAY
15. HOT ROD HEARTS
16. I'LL BE AROUND

何と新作から全曲披露である。それだけにテンションの高さは今までで一番かも。最近金澤寿和氏と会った時に「今度のRobbieはヤバイ出来!Steely Danみたいな曲が目白押しだよ!」と言っていたが、それは事実であった事が今回証明された訳だ。
しかしコード進行が似ていても決して物マネに終わらず、彼独自の個性もタップリと盛り込まれている。名盤として知られる1stや2ndの路線に、『Nightfly』(Donald Fagenね)の要素を加えた感じと言えば、完成度の高さが理解して頂けるかも知れない。同行した友人各氏も圧倒的な出来映えに唖然となったが、私的にもツボにはまりまくりだった。
さてそのNewアルバムだが、既にRobbieのサイトで発売されている(会場にもあった)が、5月10日に国内盤の発売も決定(Robbie自身がステージ上で言っていた)しており、ボーナストラックも収録されるそうだ。値段もそんなに変わらないので、国内盤を待ちたいと思う。

P.S.ちなみにアンコールはLeslie Smithの歌う<What's Going On>の筈だったが、私が見た日はSpinnersのカヴァー<I'll Be Around>であった。これはかなり貴重かも。ちなみにもう1曲Leslieが歌った<Fragile>はStingのナンバー。

Lenny Castro with Special Band

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2月10日の日曜日に見たライブ。これは恐らく今年を代表するとてつもないライブに間違いないでしょうね。あの世界のパーカッショニストLenny Castroが来日し、社会人バンドと共演したのです。普段からAORが大好きでライブを演ってきた皆様だけに、正に本物中の本物、ワン・アンド・オンリーと言える彼とのコラボレイションは、演奏者にとっては夢以外何物でもないでしょうね。

六本木「Edge」は立ち見が出る程の大盛況。移動するのが困難な程でした。
まずはLennyによるクリニック開始。いきなり凄いテクニックを披露し観客全員圧倒。その後はシェイカーやタンバリンに持ち替えましたが、一般的に簡単と思われている楽器も、彼の手にかかれば奥の深い名楽器に早変わり。彼が語るには「大地の音や稲妻の音、心臓の鼓動など、地球上に存在するあらゆる音が楽器になる」との事でした。やはり名プレイヤーは言うことが違いますね。

そして社会人バンドとの共演です。勿論皆様凄腕揃い。そこにLennyが加わった訳ですから、3バンドとも完全にプロのバンドになりました。それこそBluenoteやCotton Club、Billboardあたりで高い入場料取っても良いくらいに。
曲はBoz Scaggs、TOTO、そしてJeff Porcaro関係中心。何と言ってもオリジナル・レコーディングにはLennyが入っている訳ですから、どれも凄まじく完成度の高いヴァージョンになりました。いわゆる「普通に巧い社会人バンド」も、彼1人加わるだけで100%プロの音へ進化。正に魔法ですね。

そして最後にLennyが満面の笑みを浮かべて、「今回は最高でした。有り難う!」と言ったのです。何百何千もの名プレイヤー達と共演している彼ですが、歌や楽器の腕以上に、演奏した皆様の曲に対する深い愛情をひしひしと感じたのでしょうね。「この曲ムッチャ好きやねん!」という思いは、腕利きミュージシャン達に決して負けていない私達。その気持ちが世界屈指のパーカッショニストの感情を動かしたのです。 これには観客だった私も感動してしまったのですから、演奏の皆様にとっては感無量でしょうね。

2次会にも何とLennyは参加。会場の皆様と会話しまくりでした。少年のような純粋な表情と常に笑顔を絶やさない彼。その手はグローブのように大きく、そして固かったです。

音楽に対する愛情が起こした1つの奇跡。
また次回がとても楽しみです。

本物のディーヴァとは

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大雪前日の2月8日金曜日、四谷のレストランバー・ソケースロックで行われた、【美穂デラックス】 を観戦してきました。これは藤原美穂さんが自分のバンドを率いて、70年代後半?80年代前半の楽曲を歌いまくるという企画モノです。注目すべきはその選曲。何しろ<When Love Come Calling>やら<Wild Child>、<Stronger Than Before>や<Out Here On My Own>等々、とにかく美味しい曲、痒いところに手が届く曲が詰まりまくりでした。
今回面白かったのはアニメ「California Crisis」の曲と、黒人メンバー2人との変則的バンドChocolate Lips時代の曲を演ってくれた事でした。その<Weekend Lover>は以前、下北Revolverでも流した事があったので、特に感慨深かったです。
美穂さんのライブに関してはHP「Mellow Floater Net」時代から何度か書かせて頂いていますが、やはりその歌唱力の凄まじさには何度も圧倒されます。Misiaなど大物シンガーのレコーディングやライブに参加。そしてJam For JoyやFunk Night等の各種イベントには欠かせない存在。正にプロ中のプロ。本物のディーヴァです。たまたまメディアの力でヒットが出ただけで逆上せている最近の女性シンガーは、とてもディーヴァとは呼べません。大切なのは歌に対する思いと、聴く人全てが認める確かなる実力。そんな美穂さんの元にはプロ・アマ・有名無名、老若男女のシンガーやミュージシャン達が常に集まって来ます。これも人柄と実力が成せる業でしょうね。
会場は立ち見が出る程の大盛況。バンドの演奏も実に素晴らしく、更にMCにも大いに笑わせてもらいました。次回も企画されているそうなので、今回見に行けなかった方は是非行かれてみてはいかがでしょうか?
藤原美穂さんのHPはこちらです。

Air Blueライブ@大塚Welcome Back

私のブログにリンクさせて頂いているAir Blue。バンドとしては約3ヶ月半ぶりのライブが先日金曜日に行われたので早速見に行った。
今回からオーストラリア出身のDrが加入。間にドラムンベース的な要素を取り入れたり、軽快なノリを聴かせたかと思えば、重厚なプレイも魅せたりと実に変幻自在。それでも持ち味であるライトメロウなサウンドは勿論維持しており、そこはTrinity氏の強固たる個性の成せる業。そう言えば今回Lonnie Liston Smith的な旋律を随所で感じた事もあり、70年代Jazz Funk的テイストが今まで以上に増したような気がした。
Bettyさんの歌はいつもにも増して安定感があり、それでいて歌唱力を抑えた引きの技が盛り込まれて実に素晴らしかった。歌が巧い=歌唱力を誇示するのは全然意味の違う事。フロントに立ちながらもバンドとのバランスを考えて歌い抜く。これは並大抵のシンガーでは出来ないと思う。

今回はオリジナル以外にも<Street Life>なんて意外なカヴァーも取り上げたりして、今まで以上にアダルト指向が強まった印象。B&Gtもいいグルーヴを奏でており、全体のアンサンブルも完璧でしたねぇ。
ライブ活動はしばらくお休みするらしいので、是非フル・アルバムをお願いしたい所デス。

Q.A.S.Bってご存じですかぁ?

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Q.A.S.BとはQueen Amy and Servants Bandの略。Voのamy-Aさんを中心とした社会人Funk Bandである。その音楽性は70年代Funkにとことんこだわりまくったもので、JB'sやその亜流バンド(Sir Joe Quarterman and Free Soul 等々)、そしてTower Of Power、Average White Bandあたりを彷彿とさせる部分も多く、この手の音が好きな人間なら一発で気に入る事は確実である。
土曜日にそのライブがあったので足を運んだ。
一部では既に熱狂的なファンを獲得しているだけあり、この日の西荻窪w.jazはとてつもない熱気に包まれた。
amy-Aさん。普段は笑顔の似合う小柄で可愛らしい女性だが、ステージに立つと物凄い存在感で観客を魅了しまくる。勿論バンドの演奏力は壮絶の一言。Voを抜くとホーンを入れて総勢9人の大所帯だが、アンサンブルがガッチリまとまっており、たたみかける音の洪水に溺れたら最後、体を動かさずにはいられないのだ。
楽曲は全てオリジナルだが、この日は特別にBobby Byrdの<I'm Comming>と、Marva Whitneyの<What Do I Have To Do To Prove My Love To You>。2曲のカヴァーが演奏された。

さてFunkな部分ばかりクローズ・アップしてきたが、実はLight Mellow/Mellow Floater系のナンバーも絶品。この日は1曲のみの披露だったが、<Eternally>というタイトル。これはCon Funk ShunやHeatwaveのミディアム・フローター、もしくはLarry Mizellがプロデュースした、70年代後期Bluenoteのアルバム収録曲(Donald Byrdあたり)を思わせる、メロウ度満点の出来映え。クリスタル/アーベインなサウンド・ファンの琴線をくすぐる事は間違いない。

「子供心を忘れない大人たちに、素敵な音楽を」と言ったのは金澤寿和氏だが、Q.A.S.Bはそんな音を欲する人間にとって、気になる存在になる筈だ。最近のR&Bに匙を投げた人間も彼らなら絶対に大丈夫。気になった方は是非ライブに足を運んで欲しい。

ちなみに完全自主制作で2枚マキシ・シングル(CDR)が出ているが、いずれも音作りは勿論のこと、雰囲気(独特のこもり具合等)まで、70年代Funkに徹底的にこだわった充実の出来映えで、本ブログの読者なら一度耳にしたら虜になる事は間違いなし。両方とも代表曲<The Key>が収録されているが、w.jazで録音された方(<No!>のカップリング。黄色いジャケ)が熱気がダイレクトに伝わるので、個人的にはこちらをお薦めしたい。
腰が砕けるダンス・ナンバーは勿論、<Eternally>のような清涼感溢れるミディアム・フローターや、メロウな都会派バラードも収録したフル・アルバムの発売が待たれる。

最後に彼らのネットでの情報一覧を。

バンドのHP、http://qasb.fc2web.com/
Myspace、http://www.myspace.com/qasb
amy-AさんのHP、http://www.amy-a.com/
Youtube、http://jp.youtube.com/results?search_query=QASB&search=%E6%A4%9C%E7%B4%A2/

Rose Royce at Cotton Club

 77年に映画絡みの<Car Wash>が、全米No1を記録した事で有名なグループだが、今一つ実態が掴みにくいバンドでもある。実際私もそれ程所持しておらず、ベスト盤と82年の『Stronger Than Ever』他数枚程度である。そんな彼らの来日はチョット意外だったが、貴重な機会に恵まれたので。今回足を運んで見た。
 オープニングの<Do Your Dance>からかなり良い感じ。実際見るまで分からなかったが、かなりの演奏力だ。Voの女性もかなりの実力の持ち主。男性VoはTpも受け持つ。他のメンバーについては良く知らないのだが、オリジナルも結構多そうだ。
知らない曲も多少あったが、Beyonceの歌唱でも有名な<Wishing On A Star>や、Madonnaがカヴァーした<Love Don't Live Here Anymore(愛は色褪せて)>あたりはさすがにグッときた。しかし<I Wanna Get Next To You(青春の孤独)>が問題。当時のヴォーカリストが歌ったので歌い回し等はそのままなのだが、思いっきりキーを下げてしまったので、印象が全く別の曲になってしまったのだ。中坊の頃『全米Top40』で知り虜になったのに、その時の感動は見事に半減した。これなら若手のメンバーがオリジナル・キーで歌ってくれた方が良かったかなぁ?
 乗りの良い観客をステージに上げたり、独身男性を呼んで絡みを演じたり(良かった。目を合わせなくて...爆)、サービス精神も旺盛。そしてエンディングは勿論<Car Wash>だ。客席Disco化。勿論私も踊りまくりましたねぇ。
 入りが今2、今3だったのが悔やまれるが、新年早々これだけの充実したライブを見ることが出来たのは大きな収穫だった。次回来日した際には是非足を運びたい。

ちなみに彼らのオリジナル・アルバムは以下の10枚(で多分良いと思う)。

・Car Wash (1976)
・In Full Bloom (1977)
・Strikes Again! (1978)
・Rainbow Connection (1979)
・Golden Touch (1981)
・Jump Street (1981)
・Stronger Than Ever (1982)
・Music Magic (1984)
・Fresh Cut (1986)
・Perfect Lover (1989)

Blue Moon Jazzy@代々木Bogaloo

airblue

airblue

今度はライブネタ。
10/20(土)「blue moon jazzy」@代々木Bogaloo。
知り合いのバンドが2つ出るという事で行ったのだが、他2つも物凄く質の高いバンドで、充実したひとときを過ごす事が出来た。

「矢舟テツロー」
 この日は諸事情により遅刻してしまったので途中から見たのだが、独自のSwing Jazzの解釈ぶりが実に緩やかなスイング感を醸し出していて雰囲気は抜群。日本語の歌詞でありながら少しHarry Connick Jrに通ずる所もあったりして、かなり見応えのあるステージングだった。こんな事なら用事を早急に切り上げて定刻に行くべきだったなぁ?。

「Ser Feliz」
オリジナルMPBを演奏するバンド。もっとコテコテのサウンドを想像していたのだが、歌詞が日本語で曲自体もポップで聴きやすく、非常に暖かな雰囲気を提供してくれた。「白い森」で知られるNovoを彷彿させると言えば、分かるヒトには分かるかも。ヴォーカルのShihoさんは実はパンク系のヴィジュアル・バンドの経験があるのだが、ここでのパフォーマンスは長年MPBを歌ってきたと言っても過言ではない、堂々たる実力者ぶりであった。その表現力と艶と色香に萌える人間多数(私もそう)。唯一のカヴァーがStevie Wonderの<Birds Of Beauty>。原曲の躍動感を更に増幅させたいいアレンジで、会場はすっかりステージと一体感に包まれた。期待通りのいいバンドであった。

「Laranja」
友人関連から「凄い」という話は聞いていたのだが、実際に目にして呼吸困難状態。壮絶なまでのストロング・サウンドで聴く者全てをねじ伏せてくれた。前バンド同様こちらもオリジナルMPBを追求しているのだが、メロディ進行はちょっとヨーロピアン・プログレの要素も感じられる陰影に富んだ所があり、これが独特のバンドの個性になっている。それにしてもリーダーのYokoさんの放つオーラは恐ろしい程だ。端麗な容姿にヴォーカル、キーボードの才に加えて作曲、作詞(!!)、プロデュースからアレンジまでこなす才女。天は何物彼女に与えれば気が済むのだろうか.....(ワタクシにも一物程分けて下さいナ.....^^;;;)

「Air Blue」
拝見するのは2度目。そしてこの日新曲<Drivin'On A Coastline>が発売されたので、待望のライブとなる。イベントのトリにして今回唯一のAORバンド。その音はSteely DanやGino Vannelli等からの影響が顕著で、そこにClassicやFusion(KeyのTrinity氏はGeorge Dukeの熱狂的ファン)の要素を織り込ませ、絶品のサウンドを完成させるのだ。先日書いた東北新幹線と共通する雰囲気もあるかも(続けて聴いても違和感皆無。まぁこちらのサウンドは今風のカラフルな仕上がりだが)。VoのBettyさんは色々なバンドのヴォーカリストに歌を教えている先生。となると大上段から叩きつけるような、とてつもない歌の腕力(?)を想像しがちだが、実際は全く逆。スマートな音に自身の声を巧く溶け込ませているのだ。抑えを利かせた中に力量を感じさせる所は、真の実力者でなければ出来ないであろう。
魅力的なナンバーがいっぱい披露されたので、フル・アルバムが待たれる所だ。

それぞれ独自にサイトがあるので、是非訪れて下さいませ。

矢舟テツローhttp://www22.brinkster.com/tetsuroyafune/
Ser Felizhttp://sound.jp/ser_feliz/
Laranjahttp://laranja.web.infoseek.co.jp/
Air Bluehttp://airblue.jp/

河内淳一 at 新中野弁天

ライブ続き。今回はJ-Pop、河内淳一のライブ。
あのKuwata Bandで縦横無尽のギタープレイを披露し、一気に注目を集めた人。
その後88年?90年代前半は新世代J-AORの牽引者として4枚のアルバムを発表し、
ADLIB誌などでも大々的にプッシュされていたのも記憶に新しい(でもないかな?)。
現在はアニメ音楽制作やアーティストのプロデュースなどを行っている。
そんな彼の10年ぶりの本格的ソロ・ライブが新中野弁天で開催された。
今回のバックは一部プロも居るが(Dr)、あとは彼を崇拝して集まった社会人の方々ばかり。
(と言っても一部では超有名なテクニシャンが集結しているので、ある意味ではスーパーバンドかな?)

とにかく物凄い熱気。全編通してスリリング&エキサイティングだ。
ヴォーカルはワイルドで巧い。そしてかなり動き回っているのに音程が全く乱れない。
あのBill Champlinに認められただけの事はある。
(そう言えばBillのライブにゲスト参加した事もあったなぁ。)
そしてギター。そのプレイにはAOR、ハードロック、ジャズ、ブルース、ソウル等の旨味が凝縮されている。75年からプロ活動を始めて今年で32年目。確かなキャリアと音楽性が音の1つ1つに込められている訳ですな。
さらに特筆すべきは音色の良さ。
さすが音にこだわって自身のPA担当者を連れてきただけの事はある。
客席にはギタリストも大勢居たのだが、恐らく全員がノックアウトされたんじゃないのかな?

演奏曲はソロ・アルバム、Kuwata Band時代の曲、カヴァーと盛り沢山。
オリジナルの中ではPeter Backett(Player?Think Out Loud?ソロ)書き下ろしナンバーが秀逸。そのままPlayerの『Spice Of Life』あたりに収録されてもおかしくない完成度だ。
カヴァーは<Georgy Porgy><Breakdown Dead A Head><Crossroad><Long Train Runnin'><Rock'n Roll>等々。
でもAOR色濃厚なオリジナルを、もっと聴きたかったのと思ってしまうワガママな私であった。

途中で元Bluewで現在はカタヤマスピリッツで活躍中の片山圭司がゲスト参加。
印象としては長渕剛とスガシカオを足して2で割った感じかな?
R&B(昔のリズム&ブルース)直系の熱いヴォーカルは、聴いてるこちらのハートも熱くする。
河内氏とは長年の友人だそうで、色々な裏話が聞けたのは面白かった。

2部構成で30分休憩を挟んだものの、合計すると実に3時間半の大熱演。
「今回のライブは今までの中で一番最高だ!」とは河内氏の弁。
そう言えば1曲1曲終わる毎に、充実感に満ち溢れたイイ表情をしていた。
観客以上に本人が一番楽しんでいたのは言うまでもないだろう。
細部にまでこだわった職人気質がひしひしと感じられた最高のステージ。
「また演ります!」との事なので、このレビューを見て興味を抱かれた方は、次回は是非とも足を運んで欲しい。

ちなみに見た目は20年以上前と全然変わらないのに、何と来年50歳だそうだ。
歳と共に醜く朽ち果てていく私とはあまりにも対照的。
その若々しさの秘訣を是非教えて頂きたいものだ。

Rickie Lee Jones at Billboard Live

rickieleejones1

10月5日はRickie Lee Jonesライブat 六本木Billboard Live。
何度か来日しているのに、意外や意外生は初体験。
席は驚きのステージ最前列!!!
前の会社の先輩(何とマジソン・スクエア・ガーデン公演も見ている程のリッキーフリーク)から話を聞いていたり、ライブ盤『Live At The Red Rocks』を聴いたりして大体の雰囲気は掴んでいたつもりであった。
しかし開始するといきなり衝撃の連続。
かなりハードなオルタナ系のナンバーからスタートし、同じような曲が延々と続く。
今年新作が出たので、そこからのセレクトであろう(不勉強失礼.....^^;;;)。
それにしてもあまりのイメージの違いに焦りまくる観客数名(私含む)。
彼女自身もストラト・キャスターを弾きまくる。
力強いフィンガー・ピッキングに視線釘付けだ。
数曲続いた後、ベース奏者が楽器をアコギに持ち帰る。
最初は分からなかったが、「I'll Remember You Too Clearly?♪」の歌詞。
うぉ?!<Company>だぁ?!!!
キーはかなり下げていたが、それでも魅力は十分に伝わる。
これを生で聴けただけでもう満足。
その後は<The Last Chance Texaco>も飛び出して感無量。(T_T)
代表曲<Chuck'E's In Love>では観客全員手拍子状態。
でも歌い方はかなりラフでダル。何となく「仕方なくやった」的な所が見え隠れしたのだ。
こちらによるとどうも演らない日もあったらしいので、今や彼女自身がこの曲を持て余しているのかなぁ?
その後はピアノの弾き語り。あの名曲<On Saturday Afternoons In 1963>も披露。そしてエンディングは<Pilates>。これが聴けるとは思っていなかったので嬉しかった。
彼女の他にはGt、B、Drの編成。硬軟を自在に使い分けるテクニシャン揃いだ。
そして必要最小限の音数でヴォーカルを盛り立てる。

時代は流れて彼女も変わっちゃったけど、声はあの頃のまま。
単なる「無邪気」に思えるそれこそ、新陳代謝の激しい音楽界に於いて、崇高なる領域と言えるものであろう。

最高のひとときに拍手喝采だ。

Brick at Cotton Club

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さて昨日はアトランタ出身の知る人ぞ知るファンクバンド、Brickの来日公演。どういう経緯で彼らが来ることになったのかは知る由もないが、あの渋谷ライブインやMZA有明の全盛期ですら、お目にかからなかった彼らのライブを見ることが出来るとは、奇跡としか言いようがありませんな。
彼らの全盛期は70年代後半?80年代前半。しかし所属レコード会社Bangは当時日本と契約が無く、81年のRay Parker Jrプロデュースの傑作『Summer Heat』でようやく本邦初登場となった。
そんな彼らのステージ。予想はしていたが見事な位の華の無さだ。しかし確かな演奏力はひしひしと伝わる。
まずバンマスのJimmy Brownが凄い。もう還暦をとっくに過ぎているのに、長身長足でメタボ知らずのイケメン(笑)。そしてステージを動き回る大熱演を披露。その立ち振る舞いはファンキーそのもの。そしてSax(Tenor、Alto)を始め、Tb、Tp、Flに至るまで、ホーンと名の付くモノは全て担当。さすがはHip-Hop界の重鎮、Organized NoiseのSleepy Brownの父親だけありますなぁ。
演奏曲はかなり少ないものの、彼らを語る上で必須のヒット曲は網羅。サンプリング・ネタにもなっている<Ain't Gonna'Hurt Nobody>や、前述の作品からのキラー<Sweat(Til'You Get Wet)>。これまた思い出の多きヒット曲の<Dusic>等々。全体的に2ndの『Brick』(1977年)収録曲が多いという事は、彼ら自身ではこれを最高傑作と考えているのかな?意外な所ではLTD/George Bensonの<Love Ballad>や、Louis Armstorongの<What A Wonderful World>なんかも飛び出した。前者では若手のKey奏者が素晴らしい喉を披露してくれたが、個人的には<Push Push>あたりを演ってくれた方が嬉しかったかな?
そしてアンコールで待ってましたの<Dazz>。勿論イントロが飛び出した瞬間に切れました(^^;;;)。丁度大ヒットしていた中坊の時代が蘇ります。この曲は結局日本発売されず、エアチェックしたFM音源も何故かモノラル。輸入盤を買うようになってから割と早期に購入したのが、この曲収録の1st『Good High』(1976年)。聴き倒したなぁ?。
他に踊っていたのは私の周りに居た数名だけ。確かに彼らの事を全然知らず、招待で来たような人間が多かったからなぁ?最初から総立ちになれとは言わないけど、要所要所はしっかり楽しまなきゃ、演る側に対して失礼と言うモノですヮ。
以前見たBar-KaysやCon Funk Shunに比べると、日本に於ける知名度は致命的だが。30年以上もB級バンドであり続ける確かなプライド。そんな彼らの入魂の体力勝負を共有出来た事は、大変貴重であったと断言しても良いだろう。
次回来日したらまた.....と言いたいのだが、もしかしたら今回が最初で最後の予感がする。なら彼らを追って行くかなぁ?アトランタまで.....

Midnight Star at Cotton Club

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最近ライブ・レビューが多くなった当ブログ、今回は80年代ファンクに欠かせない存在、Midnight Starである。

吉岡正晴氏のブログだと結構来日が確認されているのだが、私が見たのは89年のMZA有明以来。約18年ぶりのご対面という訳だ。

このバンドの魅力はシンセサイザーを基調としたファンク・ナンバー。しかし音盤(CDorレコード)では無機質な打ち込みの楽曲でも、ライブとなったら違う。アナログ楽器を随所で隠し味として取り入れ、肉体的ビートを増幅させるのだ。勿論サンプリングやテープ演奏もあるのだが、彼ら自身が奏でる楽器がしっかりしているので、違和感は皆無だ。特にギター、(アナログ)ベースの編成になった時の図太い音圧は、見ている人間を究極にまで盛り上げてくれる。

演奏力は言うまでもないのだが、ヴォーカル・グループとしても相当な実力の持ち主で、Gladys Knightを思わせる、Belinda Lipscomeの説得力のある歌声、そして時折Phillip Bailey的なファルセットも聴かせる、美声の持ち主Bo Watson。この2人をカヴァーする他のメンバーも、楽器を弾きながらコーラス・グループのようにハーモニーを決めまくるのだ。そう言えばデビュー作の『Beginnings』は1977年発表。その後はReggie & Vincent Calloway(後にソングライター&プロデューサー及びアーティストとして独立。<I Wanna Be Rich>の大ヒット有り)の脱退はあったものの、後のメンバーは結成以来30年間不動のオリジナル。メンバー間の阿吽の呼吸もバッチリだ。

セットリスト

01. Electricity
02. Headlines
03. Feels So Good
04. Wet My Whistle
05. Midas Touch
06. Operator
07. Caught Up In The Moment
08. Night Rider
09. Don't Rock The Boat
10. Curious
11. Slow Jam
12. Freak-A-Zoid
アンコール、No Parking (On The Dance Floor)

多分MZA有明の時とセットリストはそれ程変わらないと思う。
ここで注目は07。これは2002年に出た彼らのアルバム『15th Avenue』からの曲だ。
高揚感溢れるメロディを聴かせる完成度高きバラード。前述作は今まで所持していなかったのだが、終演後速攻で会場にて購入。それだけインパクトのある楽曲であった。

更に<Curious>は客席大受け状態。ここ数年ヒップホップのネタになったり、カヴァーされたり、フリーソウル関連でクラブで頻繁にプレイされたりと、再評価著しい曲の一つ。スタジオ録音はMarvin Gayeの<Sexual Healing>を彷彿とさせるシンプルなナンバーだが、ライブとなったらクールかつ肉体派ナンバーに早変わりだ。

他、<Slow Jam>では客席のあちこちのカップルがチークタイムを披露。音を存分に楽しむという点では、喜ばしい光景であると言えよう。

客席は満員。日本ではそれ程大きなヒットが無いと思っていたので、これは嬉しい限りであった。

最近Cotton Clubのは当たり続きなのだが、彼らのライブはその中でも好印象を残す素晴らしいものとなった。

Cold Blood At Cotton Club

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 Tower Of Power(以下TOP)の先輩格でもあるCold Blood。
しかしその人気度は日本に於いては地味の一言に尽きる。端麗な容姿でJanis Joplinばりのシャウトを聴かせるLydia Penseが居るとは言え、グループ内にカリスマ的スタープレイヤーが存在しないのが要因。勿論メンバー個々のテクは抜群だし、アンサンブルの凄さだってTOPと同等だ。が、他への影響力が全くと言って位に無いのだ。Lydia以外に話題が上るのは、日系ギタリストであるMichael Sasakiくらいか?。

(ちなみに個人的に好きなMax Haskett(Vo、Tp)やGaylord Birch(Dr)は、RubiconやGraham Central Stationで虜になり、遡ってCold Bloodのメンバーであった事を知った。しかし彼らも一般的知名度は皆無!(泣))

それ故来日は有り得ないと思っていたのだが、何と今回それが実現。これには驚くしかない!

 但し全盛期のメンバーはLydiaのみ。まぁ彼女さえ居ればグループは成り立ってしまうのだが、せめてサブ・リーダー格のRaul Metute(key)とかRod Ellicott(B)あたりは居て欲しかったかも。まぁ30年以上経過しているし、前述のMaxやGayloadの様に鬼籍に入ったメンバーも居るくらいなので、仕方がないのかなぁ?ちなみに今のメンバーには元StarshipのDonny Baldwin(Dr)も名を連ねているのだが、何と今回の来日には参加せず。病気か?直前で脱退したか?それとも他に何か要因でも.....?

 さて開演。初Lydia.....え゛?.....物凄くちっちゃい.....!
ジャケの写真からそれ程大きくはない事は想像していたが、ここまでだったとは。
矢口○里の方が大きいかも(爆)。
しかしそんな小柄な体から、レコードで聴けたパワフル・ヴォーカルが飛び出して2度驚嘆!
全然衰えが無いのである。いやむしろ今の方が味わい深さが加わって素晴らしさは上でしたねぇ。
多少の浮き沈みはあったにしても、60年代後半?現在に至るまでベイエリアの音楽シーンを牽引してきた彼女の喉。それはあのEmilio Castilloがチラシに推薦文を載せている位に凄いモノである。そんな伝説の歌声が瞬時に響き渡っただけで、会場は暖かい感動に包まれた。
他のメンバーは初めて聴く名前ばかりだが、安定した実力の持ち主ばかり。
ライブで叩き上げてきただけに演奏も完璧だ。
時折TOPを意識したようなテクの応酬を見せたのは、観客の好みがTOPと被っていた事を熟知していた彼らのサービスかな?

 さて選曲。1stと2ndでは曲が半分近く違っていたそうだが、私が見た2ndは何と新作『Transfusion』中心だった。
名曲<Down To The Bone>も新録ヴァージョンで披露された。
他の曲もイイ感じ。全盛期の傑作群と比較しても全く問題ナシ。
そして<I Just Want To Make Love To You>や<You Got Me Hummin'>が、生で聴けた事は至福の感動でしたねぇ。
でもやはり<You Are The Sunshine Of My Life>と<Valdez In The Country>は聴きたかった。
1stで演ったのかなぁ?行かれた方、是非教えて下さい。

客席はやはり「その筋の好き者(爆)」が大半を占めていたが、中には20代くらいの若い女性のグループが混じっていて驚き!
彼女たちはどうやってグループを知ったのかなぁ?
それとも単なる招待?

 さて終了後はサイン会。新作を早速会場で購入したものの、ジャケットにサインしてもらうのは実は大嫌いな私。でも貴重な今回の公演。何とかして証拠を残しておきたい!そこで3人くらい前に並んでいた人を見習い、CDの盤に直接サインをしてもらう事に。

勿論サイン後はLydiaと握手。彼女には暖かい血が流れていましたヨ!

Laws Family at Cotton Club

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そして22日はCotton ClubでLaws Familyのライブ。
初めて見る事もあったが、何と言っても今回はHubert、Ronnie、EloiseそしてDebraの4人が揃いぶみである。
フリーソウルに夢中になった時に出会った彼らの曲は、いずれも私の音楽観形成に重要な役割を担ったものばかり。それだけに期待度は前二つよりも大きかった。

超名曲<Music Forever>でスタート。冒頭から極上のメロウ・マッドネスが漂う。
Hubertはすっかりおじいちゃん。しかし今回のライブの意欲は凄まじいものがあり、
物凄い気迫がその表情から伺える(ちょっと怖ひ.....)。
でもそんな彼が覚え立ての日本語を一生懸命連発させながら、
客席に向かって笑顔をふりまく有様は何ともお茶目でしたねぇ。
Eloiseは年相応の体型になっていたが、RonnieとDebraはそんなに当時と変わらない。
Debraなんかは81年の1stのイメージそのまま。
歳を取るという事を知らないのか?それとも...(以下自粛)。

演奏は完璧の一言。
さすがにいいミュージシャンを使っております。
選曲は自分たちのレパートリー以外に他人のカバーも多く取り上げており、
Lee Morganの<Sidewinder>やブルース・クラシックの<St.Louis Woman>、
意外な所ではJuice Newtonの<The Sweetest Thing(I 've Ever Known)>なんかも飛び出した。
Eloiseは最新作(出てたんですね...不勉強(汗))から美しいバラードを披露。
そして<Very Special>が出た瞬間、涙腺直撃!
Debraはその声質と小柄な容姿もあってか、ファミリーの華といった印象。
彼女がヴォーカルをとると一部客から声援が飛んだ。
そして問答無用の<Family>。この永遠の名曲を生で聴けるとは.....。もう感無量。(ToT)

ところがここでちょっとしたハプニング。Eloiseがヴォーカルを入れる所を間違えてしまい、
Hubertのソロ・パートで「Family?♪」と歌い出してしまったのだ。
これには彼も困惑の表情を見せ、ピッコロを吹きながら指で「ここ、俺のソロだよ!」と指摘。
Eloiseの顔→(>△<;;;)|||
でも落ち込んだ彼女をDebraがなだめる場面は、正に「Family」そのもの。

完成度の高い演奏や正確な歌唱を求めるのであれば、スタジオ録音で満足すればいい。
何が起こるか分からないハプニングがあってこそライブは面白いのである。
しかし問題は客席。
私のようにホントに彼ら目的のファンも居たと思うが、殆どが招待で来たような人間ばかり。
挙げ句の果てにはステージを全然見ずに、目をつぶったまま若い女と二人だけの世界に浸っているヲヤヂとか。(▼皿▼メ)
5?6人の黒人客がちょこっと騒いでいたけど(ステージに声援送っていたのは彼らだけ.....)、
周りが静寂を極めていたので、最後の方はおとなしくなってしまう始末であった。
これでは演奏者に対して失礼でしょ!
<Family>で踊りまくりたかったよぉ?!

従ってアンコールはナシ(T_T)
<Always There>は???<Ain't It Good Feeling Good>は???
ライブ自体が素晴らし過ぎただけに、落胆もひときわ大きかった。
他の日に行けば良かったなぁ?!

P.S.後日行った友人の話だと、<Always There>を演ったとの事。
どうも日によって曲が違ったらしい。
と言う事は私の行った日に演奏した<Friends And Strangers>は貴重だったのかなぁ?

Tower Of Power at Bluenote Tokyo

先日またもやBluenoteへ今度は毎年恒例となるTower Of Power公演異なる日であったが、相変わらず1st、2nd両方観戦。いつもセットリストが違うのが彼らの特徴。
したがって両方見て初めてコンプリートという形である。
金が.....(T_T)

で、今回の全貌。

1st
Stroke 75
Soul With A Capital "S"
Can't You See(You Doin'Me Wrong)
Can't Stand To See The Slaughter
So I Got To Groove
Willing To Learn
Squib Cakes
?You Ought To Be Havin'Fun
?Don't Change Horses(In The Middle Of The Stream)
Just Enough And Too Much
Diggin'On James Brown
What Is Hip?
(Encore)You're Still A Young Man

2nd
We Came To Play
And You Know It
You Strike My Main Nerve
Get Yo' Feet Back On The Ground
This Time It's Real
To Say The Least You’re The Most
Time Will Tell
Stroke '75
?Ain't Nothing Stopping Us Now
?You Ought To Be Havin' Fun
?Don't Change Horses

Only So Much Oil In The Ground
Down To The Nightclub
So Very Hard To Go
What Is Hip?
(Encore)Knock Yourself Out

演奏は勿論「最高!」。
でもそれだけじゃ当Blogに来て頂いた方に申し訳ないので少し。
前回あたりから暗黒のCBS在籍時の曲がレパートリーに加わっている。
<Ain't?><You Ought?>はすっかり定番になった感じだが、
今回は更に<Can't Stand?>と<We Came?>が加わっている。
特に要注目は後者。
以前HPで「Rocco+Garibaldiでも調理仕切れない粗悪な素材」と酷評した事があったが(汗)、
これが初めて披露された。
いやはや.....聴き惚れてしまいました。
リズムがやはりスタジオ録音とは桁違いだし、ヴォーカルもパワフル・シャウターのLarryなので、
同じ曲でありながら印象がガラリと変貌してしまったのだ。
ここまで改善してしまうとは驚きですヮ。
勿論前者の出来も抜群!
寺尾聰の『Re-Cool Reflections』ではないが、
ここは彼らに是非『Re-Cool CBS Years』なんてアルバムの制作を希望したいところ!

さて今回の目玉はBruce Conteのカムバック。
でも<Rock Baby>という曲で彼らに入門した私なので、
実はあまり思い入れがなかったりする...。(^^;)
むしろJeff Tamelierのシャープなカッティングを、
評価してしまっているくらいなので(ファン失格ですかね?...^^;;;)
でも彼のギターの音色を耳にした瞬間にいきなり涙腺直撃。
1フレーズを弾いただけで聴く人間全てのハートを熱くしてしまうのは、彼のギターの恐るべき個性。
何しろあの名ライブ『Live And In Living Color』の世界そのまま状態ですからね。
しかも小手先技を一切廃した、手癖だけで豪快な早弾きも披露。
今回ばかりは視線は終始彼の方ばかりでしたねぇ。
そんな彼への歓迎の拍手はとてつもなかった。
Garibaldiカムバック。そしてRocco生還。
その時とほぼ同等を言っても良いだろう。
客席からは「ぶる?すぅ?!」という野太い声援が、
あちらこちらから聞こえ(私も叫んだ...^^;;;)、
Bruce自身も「俺ってこんなに人気があったのか?」みたいな表情を見せながらも、
何とも暖かい笑顔をサービスしてくれた。

いつのライブでも最高の瞬間を生み出す彼ら。
来年また来日するでしょうねぇ。そしてまた行ってしまうワタシ.....。
今度はどんなドラマが待っているんだろうか.....。
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