Mellow Floater.com

a.k.a.Mellow Floater Net. AOR、Light Mellow(ライトメロウ)、Black Contemporary(ブラック・コンテンポラリー...ブラコン)、Freesoul(フリーソウル)...そんな音楽を今でもこよなく愛し続ける方々の為のページです。
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訃報Kenny Rankin

kennyrankinhiding.jpgkennyrankinalbum.jpg

Kenny Rankin。肺ガンによる合併症により69歳で死去。
http://lightmellow.livedoor.biz/archives/51522021.html

何故か彼の名前は中坊の時から知っておりました。
当時よく聴いていた番組に「かおりの詩集」(DJ:島かおり)というのがありました。
FM東京(現Tokyo-FM)の毎週土曜12:30にやっていて、
当時の全米ヒット曲(しかもAORやブラコン・テイスト中心)が必ず流れるので、
これを聴くために学校から走って帰宅したものです。
その時初めて聴いたのが『The Kenny Rankin Album』収録の<Make Believe>でした。
でも見事に耳を素通り。
やはり彼の音世界は、中坊には大人すぎたのかな?
でも地味な曲でもStephen Bishopの<On And On>みたいに大ヒットを記録していれば、
また違っていたんでしょうね。
そう言えば彼も<On And On>演っていましたね。

初めて買ったのは勿論前述のアルバムですが、ハンターかDisk Unionの中古盤でかなりの安値で購入した記憶があります。
もうその頃は20歳を超え、AORの代表作と呼ばれるモノを買ったり(レンタルで)借りたりして、ガッツリ聴きまくっていた時期。
耳が肥えたせいか、その頃にはKennyの音世界が理解出来るようになりました。
その後88年に『Hiding In Myself』というのが出ました。
ご本人は大嫌いなアルバムと雑誌で語っておりましたが、個人的には一番好きな1枚。
その後他の作品も何枚か購入しましたが、やはり『Hiding?』が一番フェイバリットでした。

でも来日公演は行かなかったのです。
頻繁に来ていたので「いつか気が向いた時に行こう」なんて考えていたんですね。
前回来日した際に友人が大絶賛していたので、次回は足を運ぼうかと思っていたのです。
それがこんな事に...悔やむばかりです。
今後も色々なアーティストの来日公演が控えておりますが、見る事が出来るものは極力足を運んで行きたいと思います。

改めてご冥福をお祈り致します。

P.S.本当はもっと早く書くつもりでしたが、追悼の意を込めて流していたら、不覚にも寝てしまいました。
彼の奏でる音楽は、それだけ心地よい証拠なのですね。







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David Roberts来日公演

行ってまいりました。David Roberts来日公演。
AORのライブ。知り合いのライブやセッションは色々見ているのだが、アーティストのライブはいつ以来なのだろうか.....?
しかも前日のタワーのインストアライブがかなり好評と言う話だったので、かなりの期待鳩胸状態でしたねぇ。

ステージがスタートして驚いたのは、とにかく見た目の若さ。
David氏。1stが出た82年で23歳なので今年は49歳なのだが、遠目に見た感じではまだ30代前半。
Robert Lamm(Chicago)も真っ青の若さです。
ギザウラヤマシス.....

そしてステージはとにかくフレッシュでエネルギッシュの一言。
まるで新人アーティストのお披露目という感じでしたね。
そして高音の伸びが実に素晴らしい限り。
どの曲もキーを下げる事無く展開して行ったのは感動モノでしたねぇ。
そしてデビュー作のTOTO/Airplay路線と2ndの爽やかアコースティック路線。それぞれが歩み寄って、一つの統一感が出来上がった感じかな?
2ndからの楽曲が中心だったが、観客のオジサマの方々(失礼!)はキチンと聴いているようで、
どの曲もホットに盛りあがっていましたねぇ。
1stからは4曲。期待よりちょっと少ない感じで、しかも聴きたい曲が抜けていたりしたが(終了後仲間内でその話題で盛りあがった)、
名曲<Midnight Rendezvous>が生で聴けただけでも価値があったかな?。

バックはBrad ColeやFred Mollinなど通好みのメンバーが参加。
ギターの弦が切れたりしてトラブルもあったが、まぁこれも生ならではの見所。
いいバンドなので、これからのステージは期待出来そうだ。
実は関係者から聞いた話なのだが、バックにあのBruce GaitchとBill Cantosの参加の可能性があったそうだ。
残念ながら今回はスケジュールの都合で見送りとなったが、次回以降の来日が実現すれば同行するかも知れませんね。

演奏曲。
1. All In The Name Of Love
2. Better Late Than Never
3. Someone Else's Song
4. Boys Of Autumn
5. Run Back
6. Midnight Rendezvous
7. Best Thing I Never Had
8. Be Gentle With My Heart
9. Before I Go
10. What I've Been Missing
11. Stay With Me Tonight
12. Someone Like You

Encore
13. Misunderstood
14. Until your Heart's Content

Stephen Bishop@Billboard Tokyo

アップが遅くなってしまったが。先日Stephen Bishop@Billboard Tokyoへ。
渋谷のDuo Exchange以来だから、見るのは5年ぶりくらいかな?
編成は前回の3人から1人減って、自身のGtとKeyの2人のみ。
でも彼の楽曲はシンプル・イズ・ベストなので、この編成は適性と言えるかも。

新作『Romance In Rio』が発売になったので、そこからのお披露目ライブになるかと思ったが、選曲は実に幅広く、色々なアルバムから演奏された。
駄作扱いされている『Bowling In Paris』からの曲も、アコースティックに仕立て直されると実に味わい深い魅力が引き出される。元々は名曲である事を再確認。
途中でサンプラーを使ったり、ミニギターのオモチャのようなモノを使うなど、サービス精神もタップリ。
終始なごやかでアットホームな雰囲気に包まれた。
大ヒット<Save It For A Rainy Day>は前回も聴かれたレゲエ調。AmericaやAndrew Goldと一緒にやったライブも同じアレンジだったので、今後はオリジナル通りには演らないのかな?
チト残念。
面白い所では<Animal House>のテーマ曲。あとはNick DeCaroでも有名な、<Under The Jamaican Moon>が聴けたのは嬉しかった。

でも次回はやはりバンドで見たいな。
<Everybody Needs Love>や<Vagabond From Heaven>あたりは是非生で聴いてみたい所だ。

追悼Paul Davis

昨年のDan Fogelbergに続き、かけがえのない青春を私と共に歩んだアーティストがまた1人、この世を去った。
Paul Davis。享年60歳。
ヒット曲は決して多くないが、どれも心を確実に掴んで離さないものばかりであった。
そんな彼の思い出を、初体験から順に紹介をする。

初めて知ったのは77年に全米Top40に入っていた<I Go Crazy>。Barry Manilowを思わせる哀愁溢れるメロディは、当時中坊だった私の心を一発で掴んでしまったのだが、30位前後をうろちょろしていて、いつチャートから落ちるか気が気でなかった。しかし翌78年にはベスト10に到達。最高位7位を記録したのは意外だった。25週も40位以内にチャートインしていたのだから、これはチャート史に残る大きな記録の1つであった。

この後の<Darlin'>(Beach Boysのカヴァー) はTop40に入らなかったものの、前曲の暗いイメージを払拭する好曲であった。蛇足だがRobbie Dupreeの<Steal Away>と相性抜群なので、DJでも何度か流した記憶がある。
そしてトドメが<Sweet Life>。これは最高位17位を記録したが、チャートの上昇速度はかなりハイペースだったと記憶している。
収録アルバムは『Singer Of Songs.Teller Of Tale』。
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彼はBang Recordという所に所属していたのだが、日本との契約が無かったので、大ヒットになったにも関わらず、国内発売されなかったのだ。
その後何とあの『なんとなくクリスタル』に<I Go?>が使われた事により注目度が高まり、ジャケを変えて待望の国内発売となった。
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この出来事は彼の知名度を上げるのに一役買ったのだが、実は『Singer?』が国内でリリースされるまでに、実に3年半の歳月を費やしている。
この狭間となる1980年に1枚アルバムが出ている。
『Paul Davis(パステル・メッセージ)』だ。
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丁度<Do Right>がヒット(最高23位)しており、Christopher CrossやAir Supply、Rupert Holmesあたりが本国同様日本でもブレイクを果たし、AOR人気が定着していた頃であった。そんな背景もあり、彼のブレイクを目指してようやく日本のレコード会社もBangの契約に着手したのだ。
確かオリコンのアルバム・チャート100位以内に入った記憶があるので、そこそこの知名度は獲得した訳である。
そして81年秋から冬にかけて『Cool Night』が大ヒットし、一躍人気者となった。
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前作から楽曲の洗練度が高まっているのだが、ここでは格段に飛躍を遂げ、Michael McDonaldあたりの要素を積極的に取り入れて、アルバムを都会的な色彩に染め上げた。これがタイトル・ソング(11位)や<65 Love Affair>(6位)の大ヒットを生む事になった訳だ。

彼のアルバムは全部で7枚。

70年『A Little Bit Of Soap』
72年『Paul Davis』
74年『Ride 'Em Cowboy』
76年『Southern Tracks And Fantasies』
77年『Singer Of Songs Teller Of Tale』
80年『Paul Davis』
81年『Cool Night』
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最初のヒットは70年の<A Little Bit Of Soap>。これは79年にNigel Olsonがカヴァーしており、そのアルバムのプロデュースをしていたのがPaulという、ちょっと意外な繋がりを確認する事が出来る。
Top40初めは<Ride'Em Cowboy>で最高23位。後のポップ・カントリー全盛を予見しているような曲調が実に心地よい。
その後76年に<Superstar>が最高35位。でも彼の個性があまり生かされていないような曲なので、お薦めはしませんが...。
aboutlastnight.jpg

その後は86年の『About Last Night...(きのうの夜は...)』というサントラに、<If We Can Get Through The Night>という新曲が収録されたが、アルバムとしては『Cool Night』が最終作となった。

最後に好きな曲。これは<Cry Just A Little>に尽きますねぇ。
80年の『Paul Davis』収録曲でスマッシュ・ヒットもしているのだが、個人的には彼の残した全楽曲中ダントツのフェイバリットである。長年過ごした恋人同志の別れを歌ったものだが、そのロマンティックな歌詞と泣きのメロディは何度聴いても素晴らしい限りだ。

この曲の歌詞のサビをちょい拝借して、思いを語らせて下さい。
「ほんの少しだけ僕は泣くだろう」
いいえ、貴方が亡くなってみんなが泣いております。
「ほんの少しだけ僕は死ぬだろう」
少しだけではなかったんですね.....

改めてご冥福をお祈りします。

Archie Cavanaugh/Love Birds

archie2.jpg

Archie Cavanaugh=Archie James Cavanaugh。
80年に『Black and White Raven』を出した、あの彼である。
何と驚きの2ndアルバムが発売となった。実に28年ぶりである。

その前に1stについて少しふれておく。
これを一番最初に私に教えてくれたのは、金澤寿和氏とも親しい某ミュージカル・シンガー。
世界屈指のAORコレクターでもある彼は、巡業先で中古レコードを買うのが趣味だが、その中にこれがあった。購入のキッカケは「ジャケットにA&Mと書いてあったから」だそうだ(笑)。
その後彼が調べた所「Archie&Melinda(奥方)のレコード会社。つまり完全なインディーズだった」との事。まぁ略せば確かにA&Mになりますわ(笑)。
しかしその内容の素晴らしさはたちまちAORマニアに広がり、同時期に現地買い付けディーラー(話によると、一番最初にこれを現地で買い付けて、日本に広めたのが彼との事)が何枚か仕入れて来て、その時点で既に万超えであった。何人かはそれを購入していたが、私は後で買った人間からCDRに落としてもらい、それを愛聴盤にしていたものだ(図々しいヲヤヂ!^^;;;)。
その後無事にCD化。『AOR Light Mellow Remaster Plus』に掲載され、フリーソウル系DJの間で人気爆発。収録曲<Make Believe>はたちまちキラートラックとなった。
再発モノの中ではかなり売れた当該作であるが、現在は残念ながら生産中止。AORの名盤CD化にありがちな、悲しい運命を辿ってしまった訳だ。
但し今ならまだAmazonで買えるので、まだのヒトは急いで下さいまし。

結局ワン・アンド・オンリーで終わるのかな?なんて考えていた矢先、友人(リンクにあるHP『antsvillage』管理人)から思いがけない情報が届いた。
「新作が発売になったんですよ!」
何とまだ音楽活動をしていたのだ。しかも新作。勿論最初は半信半疑だったが、彼から教えてもらったHP(Archieの公式サイト)にアクセスした所、いきなりデカデカと宣伝が載っていたのだ。
Paypalにアカウントを持っていた私は速攻で購入。10日くらいで届いた。
早速確認した所、CDではなくCDRだった。しかし全曲歌詞付き。かなり気合いが入っている。
その内容は.....

バッチリである。物凄い充実作だ。
1曲目の<It's Been A Long Time>で既に哀愁のメロディがいきなり全開で、たちまち虜になってしまった。
そして2曲目のミディアム・バラード<Amy>がヤバい。もうイントロからとろけそうである。
近年のAOR作でこれだけ凄い曲に出会ったのはかなり久々のような気がする。
他にもオールディーズ・スタイルやスタンダード・スタイル。勿論DJに好まれそうなダンサブルなナンバーなど、色々なタイプの曲が詰まって全15曲。全て打ち込み無しの生演奏である。
インディーズに付き物の安っぽい音作りは気になるものの(リマスタリングを含め)、それが逆に70年代後半?80年代前半の「あの頃」を醸し出しており、更に聴いた後の感触が抜群で、ついついまた再生ボタンを押したくなる程である。

ArchieのHPをリンクに記しておきます。
http://www.archiecavanaugh.com/
今ならもれなく彼からの直筆サイン入りメモ用紙(笑)が付きます。
画像1

そしてもし当ブログを見ているレコード会社関係の方がいらしたら、何とかしてこれをCDという形で国内発売して下さい。全AORファン、フリーソウルファン必聴の一大復活作。R35世代をターゲットにしたプロモをすれば、かなり売れそうな気がする。いや絶対に売れて欲しい!

Jefferson Starshipへの熱き思い入れ

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 フジTV8:00a.m.『とくダネ』のオープニング使われたりCMに使用されたり、ここ最近Starshipがブームである。そして最近何と彼らが残したカタログの大半が紙ジャケ化となった。
でもMellow Floater的には、Jefferson Starship名義である1974?1978年の4枚。もっと極端に言えば『Red Octopus』『Spitfire』『Earth(地球への愛にあふれて)』の3枚以外に用はない。
特に『Red?』への思いは非常に大きい。初めて買ったのが79年。リアルタイムから4年ほど遅れている。キッカケは日曜日の21:00?23:00(もしかすると22:00?24:00だったかも)にFENでやっていた、『Tom Campbell's Playback』という番組で<Miracles>を耳にした事である。池袋の西武で買ったのだが(そんな事までよく覚えているなぁ?!)、同曲が2倍近いロングヴァージョンで驚いたものだ。
勿論その後は全曲聴き倒し状態。特にB面(CDだと6?10)の出来は完璧の一言。
<Play On Love>は躍動感あってしかもメロディが抜群!<Tumblin>はバラードだが哀愁的展開に悶絶!もう少しテンポを早めれば<Hearts(ハート悲しく)>に繋がるような路線である。<I Want To See Another World>はAirplane時代を彷彿とさせるアグレッシヴな展開だが、不思議と違和感は感じさせない。コーラスの掛け合いが曲を最高潮に盛り上げて行く。<Sandalphon>はインストだが、高揚感溢れるメロディがとにかく圧巻だ。後半ピアノのブレイクからテンポアップして、たたみかけるような展開に変わる所は何度耳にしても鳥肌が立つ。そして<Miracles>と共にアルバム中のハイライトと言えるのが<There Will Be Love>。今まで書いた4曲の魅力を全て凝縮したようなドラマティック逸品で、正に珠玉の名曲と呼べるモノである。

 残るアルバムも簡単に。『Spitfire』はMarty Balinが歌う完全AORの<With Your Love>と、フリーソウル仕立ての<Love Lovely Love>、彼らにしてはファンキーな<Cruisin'>が大きな聴き所。
そして『Earth』は78年作。そしてこれが彼らのアルバム初体験。ソングライターでMartyの81年のソロでも<ハート?>他3曲を書き下ろし、自身も2枚のアルバムを発表しているJesse Barishの<Count On Me>がとにかく名曲!。<Runaway>もいつ耳にしても感動モノだし、<Love Too Good>なんかは、フリーソウラー悶絶確実のミディアム・メロウ・ナンバーである。
そして付け加えなければならないのが<Crazy Feeling>。これ97年にリマスターでCD化された時のアメリカ盤は大きな問題があり、開始から1分52?53秒の部分でマスター不良による音がよじれが発覚しているのだ。今回は勿論修正されているのでご安心を。

ちなみに『Dragon Fly』にも1曲<Caroline>が入っているが、ややハード仕立てながらもメロディが引き立った逸品だ。あと78年に発売されたオリジナル・アルバム未収録の<Light The Sky On Fire>。今回ボーナスでの収録が期待されたが、残念ながら実現しなかった。以上の2曲は『Gold』(これだけ紙ジャケ化は除外...泣)というベスト盤で聴く事が出来るので、興味のある方は一聴をお薦めしたい所である。
彼らのアルバムは曲によって凹凸が激しく、全曲素晴らしい!と言えないのが悲しい所だが、良い曲は徹底して素晴らしいので、是非この機会に聴いて頂きたいものだ。

実は一番完成度が高いのが79年の『Freedom At Point Zero』なのだが、グループ自体はハイトーンのヴォーカリスト、Micky Thomasを迎えて完全な産業ロック・バンドに変身。でもその手の音楽が好きな人間なら結構燃える1枚である。「ハード&メロディアスに浸りたい!」気分の時には一聴をお薦めしたい。
お馴染みのこちらにもレビューが記されているが、やはり感じている事は同じようで.....

Bee Gees/幸せの1ペンス(Mr.Natural)

beegees(natural)

ちょっと意外なアルバムを棚から引っ張り出してみた。
1974年というBee Geesの中で最もジリ貧の時に出た1枚。しかも次作には名盤『Main Course』が控えているので、彼らの歴史の中でもあまり語られる事が少ない(と言うか皆無であろう)。
しかし曲単体だと優れた曲も多く、大ブレイク時のサウンド・スタイルは、既にここで完成されていると言っても良いだろう。
要注目は<Charade>。この美しさは何度耳にしても鳥肌が立つ。あの<How Deep Is Your Love>と比較しても、決して劣らないと断言出来る程だ。
そして80年代に一世を風靡する、Barry Gibb Works(Andy GibbやBarbra Streisand、Dionne Warwick等々)に通ずる哀愁アレンジが悶絶モノだ。ちなみにSamantha Sangのデビュー作(<Emotion>のヒットがある)でも取り上げられている。
あと<Down The Road>は、この後のDisco期の片鱗を感じさせるナンバー。77年の『Live』ではテンポアップして、かなりエキサイティングな仕上がりを見せたが、このスタジオ録音も決して劣る事はない。

まぁ名盤と呼ぶには厳しい要素も多いのだが、もし中古盤屋で安く見かけたら購入しても決して損は無いと思う。

Kenny Loggins/Alive

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最近マイブームのKennyLoggins。今回取り上げた『Alive』は80年発表の通算4枚目。そして私が初めてアルバムとしてKenny体験をしたもの。確か図書館か貸しレコードで借りたのかな?(買ったのは『Hi-Adventure』が最初)。
『Keep The Fire』をヒットさせ、アーティストとして人気を爆発させたこの時期。そんな彼の溢れんばかりの勢いを凝縮したのがこのライブアルバム。
とにかくモノ凄い気合いの入り方だ。スピードアップした<I Believe In Love>をオープニングに、ハードなナンバーの疾走感とバラード/メロウ・ナンバーの高揚感。いずれもスタジオ録音を上回るものばかりで、聴いていて火傷しそうな位だ(しないけど(笑))。特に<Junkanoo Holiday>なんかはアレンジに華やかさが加わって、実にエキサイティングに激変している。ちなみに改めて聴いてみると、あの『マツケンサンバ』と相性が超が付く位に抜群!(笑)DJの方々、一度お試しを!
82年の初来日公演は、ここで展開された世界と寸分変わらぬ実にエネルギッシュな内容で見応えタップリ。バックにはNeil Larsenや現ChicagoのTris Imbodenの名も(Trisは元々Kennyのバンド出身。それ以前はHonkに在籍)。今まで私が見たコンサートの中で屈指の出来と断言できる程だ!
しかし<Footloose>の大ブレイクした後の武道館公演(85年)は、妙に醒めた目で見てしまった。演奏のクォリティは決して劣る事はなかったのに。会場が広すぎたか.....?
いや、それだけ初来日の衝撃が頭に焼き付いて離れなかったのだ。それ以外の要因は、いくら考えても思い当たらない

Kenny Loggins/Keep The Fire

kenny3
このアルバムは79年に発表された通算3枚目。<Heart To Heart>の名曲を生み出した82年の『High Adventure』。大ヒット<二人の誓い(Whenever Call You "Friend")>収録で、『AOR Light Mellow』にも掲載された『Nightwatch』。これらに比べると当該作はあまりガイド本等で語られる事が無いのだが、実は聴き所満載である。
プロデューサーは前2作を手がけたBob Jamesから、Eric ClaptonやRod Stewart等の作品で有名なTom Dowdへと代わる。当時は「アグレッシヴなロック色を前に押し出した」なんて言われていたが、そうした路線は『Night?』でも既に数曲で垣間見る事が出来た。むしろ今作はそこに今までのフュージョン色を隠し味として加味し、コンテンポラリーな度合いを更に増幅させているのである。
まずは<This Is It(明日に向って)>。これはMichael McDonaldを共作者に迎えたもので、彼のディープな色彩がふんだんに楽しめる逸品。陰影に富んだメロディ進行は何億、何兆回耳にしても飽きる事が無い。シングル・カットされ全米11位を記録する大ヒットとなった。
あとヒットはしていないが<Who's Right Who's Strong>も要注意である。これはRichard Page&Steve George(=Pages)との共作。丁度発売時期が一緒であった『Future Street』でも発表され、今ではこちらのヴァージョンの方が有名かも知れない。
しかしKennyの方はとんでもないサプライズがあった。コーラスに参加しているのは何とMichael Jackson!これまた丁度『Off The Wall』が特大ヒット中の時期。絶好のタイミングの良さである。彼独特の歌声が随所で聞こえるが、曲と絶妙なマッチ具合を魅せており、違和感は皆無である。
他にもお涙頂戴のメロディ進行である<Give It Half A Chance>や<Now And Then>も素晴らしい出来で、アルバムとしてもAOR色に彩られた、名盤と呼ぶに相応しい珠玉の作品集である。多分買ったままラックの肥やしになっているマニアの方も多いであろうが、是非この機会に引っ張り出して聴いて欲しい。また今回初めて知った方には自信を持ってお薦め出来る1枚である。
尚ハード仕立ての<Love Has Come Of Age>やクラブ受け必至のダンサブル・サンバ<Jankanoo Holiday(Fallin'-Flyin'>は、次作の『Alive』の方が抜群に出来が良い。もしお持ちであれば聴き比べるのも一興かも。
<Footloose>や<Danger Zone>が大ヒットしたために、ヒット狙いと誤解されがちだが、実はオリジナル・アルバムの完成度はどれも高い。機会があればここで取り上げるつもりだ。

未来のレア盤???

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タオルケーキってご存じでしょうか?
見た目ケーキそっくりに作られたタオルの事。その中でも群を抜く質の高さと人気度で注目を集めるのが『ル・パティシエ』。勿論それ以前からケーキをモチーフにしたタオルは存在しておりましたが、ここのタオルケーキの完成度の高さは圧倒的で、ついついかぶりつくたくなる程(ちなみに味は苦いような...って食べるなぁぁぁ?!!!爆)。

で、何故当ブログで紹介をするかというと、イメージソングが存在するからです。
担当しているのは日本でも数枚アルバムを発表しているハワイのSSW、Lance Jyo。
コアなAORファンを虜にしてやまない彼が手がける珠玉の名曲のタイトルは『Forever Love』。
ヴォーカルを担当するのは、彼のアルバムでも素敵な歌声を聴かせていたDarla Pestana。
そして楽曲の出来は問答無用に素晴らしく、AOR第1世代、第2世代、それ以降の世代の方々にもお勧めできる、素晴らしいナンバーとなっております。
ライナーは何と金澤寿和氏! これだけでも「買い!」なのです。
しかしながらこの曲、プロモーション・オンリーの為、販売する事が出来ないのです。
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どうやれば入手出来るのか!?これは全国のLoftで2月15日(木)から3月31日(土)までの期間内に、このタオルケーキを¥1,000以上購入して頂くと付いてくる専用の応募ハガキ。ここに必要事項を記入してポストに投函していただくと、抽選で500名にこのCDがプレゼントされます。
ちょいとお手数ですが、是非応募してGETして下さい。
キャンペーンの詳細はこちらまで
http://www.prairiedog.co.jp/info/event_2.html

こちらのHPも要チェック!
http://www.wombat.zaq.ne.jp/iwaki/
http://www.prairiedog.co.jp/brand/le_patissier/index.html

America & Friends

americaandfriends
ここ最近仕事は勿論、法事があったりイベントがあったりと公私ともに多忙(泣)。
そんな中ちょろっと立ち寄ったDUでこのCDを入手した。

America & Friends『Live At The Ventura Theater』

要するにAmericaのライブ・アルバムなのだが、注目はFriendsの方。
何とAndrew GoldとStephen Bishop!
しかもこれが今流行のDVDとのカップリング(勿論CDと同内容)。
この映像が凄い!!!

オープニングはAndrew。
そもそも彼の動く姿を拝めることが出来る事は相当貴重なのでは?
<Lonely Boy>や<Thank You For Being A Friend>他4曲を披露。
ちょっと膨らんでいるが(ばく)、ルックスはそれ程変化ナシ。
マルチ・プレイヤーな彼だけど、ここでは鍵盤に終始。
<Lonely>はキーを下げているが、それに伴いがちな不快感は皆無。
リード・ギターはMarc Goldenberg。彼もすっかりヲヂサン。
Cretones。当時LAの新進気鋭なんて呼ばれていたのも、80年のハナシですからねぇ(遠い目)。

BishはDuoのライヴ時そのまんま。
そしてAndrewもそのままバンドにギタリストとして参加。
<On And On>や<It Might Be You>などお馴染みの曲連発。
でもレゲエに変身しちゃった<Save It For A Rainy Day>、
これは賛否両論あるだろうな?。

そしてAmericaのお二人、
すっかりヲヂサン(と言うか、アップだとヲヂ?サン...^^;;;)になったけど、
歌声は70年代から全く変わらず。
Gerryなんて透明感そのままですからねぇ。
<Ventura Highway><I Need You>等々。
Andrewは丁度Dan Peekの変わりかな?
<Sister Golden Hair>は大盛り上がり大会(^o^)。
<A Horse With No Name>はBishも出てきて役者揃い踏み。
いいライブなので、<Tin Man>が聴けなかったのが心残りす。

たまには忙しい日常を一休みして、童心に返るのもいいんじゃないかな?

そー言えば、CDの方聴くの忘れてた.....(^^;;;)。

ミナミの女帝(違)

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かの『Evening For Light Mellow』で金澤氏が、最近の愛聴盤として流したFonda Feingold。
知る人ぞ知る作品なので、海外通販でもそれ程高値にはなっておらず、そこそこの値段で無事に購入。

 しかしジャケが.....この方悪役?(爆)。『鬼畜』出演時の岩下志麻とか、性別違うけど、まだ悪役だった頃の八名信夫とか中田博久(よく『水戸黄門』で悪代官や悪奉行など演じるヒト)、そしてあの竹内力を彷彿とさせる程だ。さしずめ「ミナミの女帝」と言った所か?(爆)。これで出て来る音がオルタナ系ロックなら、まだつじつまが合う。しかしアダルト&メロディアスなのだから驚きだ。

 さて冗談はこれくらいにして、まじめにレビューを。発表は78年。丁度AORがブームになる前夜であり、数多くの名盤が連発していた時期である。発売元はMercury。それだけに何故当時日本発売にならなかったのか不思議な所だが(やっぱりジャケが原因か?)、曲は粒揃いである。
全体的にはSSW色が濃いものの洗練度はそこそこ。そしてメロディの良さ。これが最大の魅力である。

まず1曲目の<Fly>が悶絶モノ。ストリングスを絡ませた絶妙なアレンジが心に響く。ゆったりした<Feelin'Your Love>も胸キュンのメロディに虜状態。イベントで流れたキラー・トラックの<Day Dreamin'>。金澤氏はLauren Woodと比較していたが、私が感じたのは初期Brenda Russell。<I'll Never Let You Know You're Breaking My Heart>などで聴かれる繊細なメロディ・メイキングは、明らかに共通のセンスが感じられる。しかしリリースはこちらが先なので、もしかすると彼女。AOR系女性SSWの先駆者かも。
 CD化は未定ながら、可能性は十分に有り得るとの事なので、もし実現したら是非とも多くの方々に聴いて頂きたい好盤である。あ、勿論ジャケは差し替えてネ!(夜のCafeの内装とか似合いそうな気がします)。
 ちなみについ最近『Before And After』というアルバムがリリースされ、こちらもかなりの好内容だそうだ。
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